保護猫活動支援の新たな形、アクロディアが動画配信開始

アクロディア株式会社が、動物愛護活動への支援として、KDDI株式会社が提供するショート動画アプリ『au Short』で保護猫動画の配信を開始することを発表しました。このプロジェクトは、保護猫たちの魅力を伝え、人々の関心を高めることを目的としており、視聴者が楽しみながら支援できる新たな形を提案しています。

最近、保護猫活動においては、活動にかかる費用が大きな負担となっている現状があります。特に、犬猫の殺処分件数は減少傾向にあるものの、コロナ禍に伴う外出自粛の影響で、譲渡数は一時的に増加しました。しかし、コロナが収束すると譲渡数は鈍化し、物価高騰による費用増加で、保護施設の運営は厳しさを増しています。この状況を受けて、アクロディアは保護猫を支援するためのプロジェクト「笑にゃん日和」を始動しました。

このプロジェクトでは、保護猫活動団体と協力し、保護猫たちが登場する魅力的な動画コンテンツを制作し、『au Short』で先行配信します。視聴者が動画を楽しむことで、保護猫の魅力を知り、さらなる支援につながることを期待しています。また、配信による収益の一部は「公益財団法人どうぶつ基金」に寄付される仕組みも整えています。これにより、保護猫活動の持続可能性を支え、活動団体への直接的なサポートを実現します。

『au Short』の特徴は、インストールが簡単で、会員登録なしに無料で様々な動画を楽しむことができる点です。多様なジャンルから選りすぐりのコンテンツを提供し、気になる動画をスワイプで探せる便利な機能も搭載されています。ユーザーは「保護猫応援」の検索を通じて、すぐに動画を見つけることができ、視聴を通じて保護猫活動への理解を深めることができるのです。

保護猫活動を行う団体の一つである「笑（ニコ）にゃんこ王国」は、埼玉県秩父市に拠点を置き、広々としたシェルターで約100匹の猫を保護しています。彼らは新しい里親との出会いを心待ちにしており、訪問者を歓迎しています。今回のプロジェクトによって、より多くの人に彼らの存在を知ってもらい、里親になってもらうチャンスを増やしたいと考えています。

さらに、プロジェクトに協力する裕雅inc.は、映像制作において高い技術と感性を持ち、多数のテレビ番組で活躍しています。彼らとの連携により、魅力ある映像を提供し、視聴者の心をつかむことを目指しています。

このように、アクロディアが始めた保護猫活動のための動画配信プロジェクトは、単なる支援の枠を超え、視聴者とのつながりを深め、保護猫の魅力を広める重要な取り組みとなります。保護猫へ関心を寄せるきっかけを提供するこの試みは、保護猫たちが幸せに暮らせる社会の実現に向けて、大きな前進となることでしょう。