ジル サンダーが京都BALに新たな店舗をオープン
2023年5月27日、京都府中京区にある京都BALに、プレミアムファッションブランド「ジル サンダー」がオープンしました。この新しい店舗は、関西で最大規模のものとなり、ブランドの魅力を存分に体感できる空間が広がっています。ここでは、ジル サンダーのコレクションはもちろん、姉妹ブランドの「JIL SANDER+」や、バッグ、アクセサリー、さらにジュエリーまで多彩な商品が揃っています。特に店舗限定商品として、黒染めした『7 DAYS SHIRT』シリーズが注目されています。
モダニズムの融合
店内は、ピュアで幾何学的なデザインが施され、光に満ちた空間が広がっています。自然を感じさせる要素が散りばめられており、日本とヨーロッパのモダニズムが巧みに融合した空間が特徴です。店内の柱やハンガーラックには木材が使用され、天井も木で組まれています。また、壁の一部は漆喰で仕上げられ、長屋を想起させる空間が地域の伝統を表現しています。
対照的に、床や壁、ベンチ、ディスプレイ棚には、ジル サンダーの拠点であるミラノや北欧に使われるトラバーチンの岩石が採用されており、洗練された雰囲気を醸し出しています。このプロジェクトは、ブランドのビジョンに基づいており、デザインのシンプルさと精緻さを追求しています。ここでの美的バランスは、文化遺産、光、線、素材の完璧なリズムが融合されて生まれています。
ルーシー・メイヤーとルーク・メイヤーがこのプロジェクトを指揮し、「私たちは、意識的に異なる文化や伝統を組み合わせ、非常に個人的なものに仕立てています。京都の文化はその中で重要な要素を占めている」と話しています。また、京都の街で感情やアイデアを解釈することが創作活動にも幸せをもたらすと述べています。
店舗限定アイテム
京都BALのオープンに合わせて、店舗限定アイテムがいくつか発表されました。中でも注目は、京都紋付とコラボレーションした「7デイズ シャツ」。このシャツは、1915年創業の京都紋付によって、良質な湧き水と独自の深黒加工技術で黒く染め上げたもので、ジル サンダーの美学と京都紋付のクラフツマンシップが融合しています。価格は140,800円(税込)となっています。
さらに、1700年代創業の香老舗・松栄堂と共同制作した木箱入りの匂い袋も登場。これも京都初上陸に合わせて制作されたもので、5万円(税抜)以上の購入者に限定で配布されます。さらに、オリジナルの風呂敷も特別ラッピングとして提供されるなど、地域性を重視した施策が魅力を増しています。
基本情報
- - 開業日程: 2023年5月27日(土)
- - 住所: 京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL 1階
- - 店舗面積: 192.4m²
- - 電話番号: 075-744-1132
- - 営業時間: 11:00 - 20:00
是非、京都BALのジル サンダーで、特別なアイテムを手に入れてみてはいかがでしょうか。京都の文化とモダンデザインの融合を体感する貴重な機会です。