大阪万博での注目の出展
2025年6月6日、大阪で開催された「令和の万葉大茶会2025」にて、i Labo株式会社は水素エンジントラックと水素エンジン発電機を出展しました。このイベントは、国際的な展示会である大阪・関西万博の一環であり、持続可能な未来社会の構築をテーマに掲げています。
i Laboの水素エンジントラックと発電機は、CO2排出をゼロにすることを実現した次世代型のモビリティと発電ソリューションです。会場に訪れた多くの来場者は、i Laboの技術が環境に優しい未来社会にどのように貢献するかに関心を寄せ、多くの好評を得ました。
「令和の万葉大茶会」とは
「令和の万葉大茶会」は、日本の元号「令和」の由来である古典文学『万葉集』の精神を現代に再解釈する文化プロジェクトです。このイベントでは、和歌や茶道といった日本の伝統文化に加え、地域の特色と最先端技術が融合しています。過去には、富山県や鳥取県、福岡県など全国各地で水素エネルギーを活用した様々なイベントが展開されてきました。
例えば、富山県高岡市では再利用アルミ缶から生成した水素を用いた環境配慮型の茶会が開催され、福岡県では下水処理から得た水素を暖房エネルギーに活用する実証実験も行われました。こういった取り組みが、「令和の万葉大茶会」を通じて日本全国に広がり、地域文化と環境技術の調和を生み出しています。
i Laboが推進する水素社会への道
i Laboは、2024年に東京都江東区で行われた「フォーミュラE Tokyo E-Prix」にて水素エンジン発電機の試験運用を成功させました。やまびことの共同開発によって誕生したこの発電機は、10台のフードトラックに対し安定的な電力供給を実現し、環境に配慮した無臭かつ静音の発電方法として評価されました。
この成果を受けて、大阪万博への出展が決定したわけです。i Laboは水素エンジン技術を採用し、水素化コンバージョンを推進しています。これは、既存のディーゼルエンジンを水素対応に改修する技術であり、トラックや発電機だけでなく、建設機械や船舶、鉄道車両など広範囲にわたる産業機械への展開が見込まれています。
R&Dセンターでの取り組み
現在、i Laboの開発拠点であるR&Dセンターでは、水素専用エンジンベンチを使用した精緻な実験と改良が進行中です。多様な分野での社会実装を目指し、災害時の非常用電源や地方自治体とのエネルギー連携、さらに物流や建設分野への応用にも力を入れています。
i Laboのビジョンと目標
i Laboは、持続可能な社会の実現と脱炭素化の早期達成に向けたイノベーションを目指し、これからもエネルギー転換と次世代の技術開発に挑んでいきます。水素社会の実現は、多くの人々や地域社会にとって明るい未来を切り開く希望となるでしょう。今後も水素エネルギーの普及と技術進化を進め、より良い社会を築いていく所存です。
企業情報
- - 社名: i Labo株式会社
- - 代表者: 代表取締役 太田 修裕
- - 所在地: 東京都中央区銀座6-13-9 bizcube 8F
- - 設立: 2019年11月1日
- - URL: 公式ウェブサイト