食の未来を見据えた推奨品の募集がスタート！安心安全な食品の新たな証し

食品業界の新たなスタンダード「FFSA推奨事業」

一般社団法人食の未来システム創造協議会（FFSA）は、東京都中央区に本拠を置く団体として、食品業界における安全性と品質の基準を高めるための新たな試みを開始しました。2022年度、FFSAは新たに6分野で推奨品の募集を実施することを発表しました。この事業は、食の安全・安心を提供し、消費者に信頼される製品を選定することを目的としています。

推奨品の新分野

2022年度の推奨品では、次の6つの分野が新たに設定されました：

1. 検査分析機器（施設園芸・植物工場・養殖システム向け水質分析）
2. 養液栽培システム（施設園芸向け）
3. 栽培環境調節用機器（施設園芸向け）
4. 栽培環境改善資材（施設園芸向け）
5. 輸送環境測定機器（スマートフードチェーン向け）
6. 陸上養殖システム（魚類）

これらの分野は、農業や食品の生産、流通において重要な役割を果たす技術や資材です。

選定基準

推奨品の選定は、FFSAが設置した選定委員会によって行われます。委員会には、学術界や業界からの専門家が参加しており、その審査に基づいて高品質で安全な製品が選定されます。選定されることで、その製品はFFSAの推奨品として認知され、「安全・安心、高品質の証」としてのブランド価値を持つことになります。

特に海外市場において、この認知度は製品の販売促進にも寄与し、正当な価格を維持する競争力を生むことが期待されています。

FFSAの使命

FFSAの推奨事業の目指すものは、施設を利用した第一次産業の高度化や商品の多面的な価値の向上です。また、FFSA推奨基準の普及を通じて、日本国内およびアジア地域での推奨品の販売を促進し、付加価値の高い食を提供することにより、世界の食生活の向上を狙いとしています。

FFSAは、2019年7月に設立され、2020年4月には一般社団法人化されました。産・学・官が連携しながら、日本の食関連産業の革新と拡大を目指し、食と健康を担保するための様々な取り組みを行っています。