TWILIGHT EXPRESS 瑞風が新たに琵琶湖を巡ります
2026年春から、TWILIGHT EXPRESS 瑞風が新しいコースを加え、琵琶湖を巡る特別な旅を提供します。この列車は、運行開始以来、日本の西側を様々な魅力と共に探索してきました。新コースの導入により、滋賀県の美しい風景や文化、そして美食を再発見できる機会が増えます。
新たなコースの詳細
新しい琵琶湖を巡るコースは、主に2つのルートから構成されます。どちらも京都駅と下関駅を起点にしており、美しい自然と歴史的なスポットを訪れます。
びわ湖周遊・せとうちコース(下り)
1日目に木ノ本駅で降車し、長浜市の観光名所「渡岸寺観音堂」と「赤後寺」を訪れます。「渡岸寺観音堂」では、国宝に指定された「十一面観音立像」を見ることができ、その美しさに感動することでしょう。「赤後寺」では、平安時代の文化財が保管されており、観音の信仰が今なお地域の人々に大切にされていることを実感できます。
2日目にはせとうちエリアを巡り、特産品や地元の風景を楽しんでいただきます。訪れる地域の文化に触れることで、旅は一層充実したものになるでしょう。
びわ湖周遊・せとうちコース(上り)
こちらのコースでは、下関駅を出発し、防府市を訪れた後、近江八幡市にある文化的な名所「ヴォーリズ記念館」と「ハイド記念館」に立ち寄ります。この地区はウィリアム・メレル・ヴォーリズが築いた建築文化の代表的な場所であり、彼の功績を学ぶ良い機会です。
美食の宝庫
新コースの魅力のひとつは、滋賀県出身のエグゼクティブシェフ、市山技氏による食の監修です。彼は地元の食材を生かしたイタリアンを提供し、ユニークで風味豊かな料理を楽しませてくれます。特に、びわ湖周遊・せとうちコースでは、旬の滋賀の食材を使ったランチをお楽しみいただけます。
車両内の伝統工芸品
「瑞風」の車内は、近江の伝統工芸を用いた装飾が施されています。例えば、平安時代に建立された浮御堂の古材を使用した香合や、琵琶湖で採取された真珠を使った陶板が展示され、旅に深みを加えています。これにより、訪れる人々は目だけでなく、心でも滋賀の文化を味わうことができるでしょう。
TWILIGHT EXPRESS 瑞風は、ただの移動手段ではなく、滋賀の自然や文化を再発見するための素晴らしい体験を提供してくれます。新コースに期待を寄せ、特別な旅の始まりを心待ちにしています。