児童虐待防止に向けた新たな挑戦、ORANGE WALK 2025
近年、社会問題として取り上げられることの多い児童虐待。これに対する意識向上と、実際の行動を促すことを目的としたイベント「ORANGE WALK 2025」が、2025年11月1日から11月30日までの期間に開催されます。主催は、認定NPO法人日本こども支援協会で、大阪を拠点に活動を行っています。
このイベントのユニークな点は、その参加方法です。参加者は自身の日常の歩行、例えば通勤や散歩の際に歩いた歩数に応じて、児童支援団体へ寄付が行われる仕組みを取り入れています。これは、日常の行動が社会貢献に繋がることを実感できる画期的な試みです。
参加者の拡大と期待
ORANGE WALKは2022年にスタートして以来、累計で87,000人以上が参加しました。昨年は16団体が協力し、参加者数は40,000人を超え、国内最大の児童福祉イベントへと成長しました。今年は、さらに21の団体が参加し、50,000人の参加を目指しています。これは児童虐待防止への取り組みが広がりを見せている証です。
オレンジのシンボルカラー
なぜ「ORANGE WALK」という名称なのでしょうか。これは、児童虐待防止のシンボルカラーであるオレンジに由来しています。11月は児童虐待防止推進月間として定められ、多くの人々にこの問題を考えてもらうことを目的にしています。歩くだけでメッセージを発信できるこの取り組みは、幅広い年齢層の参加を可能にし、障害を持つ方でも参加しやすいイベントです。
主催者の岩朝しのぶ代表理事は、「児童虐待は尊い命と人生を奪う。各団体との連携を通じて、力強いメッセージを社会に届けたい」と語っています。これは、参加者が社会貢献を実感しやすい新しい啓発手法として、注目されています。
参加方法とキャンペーン
参加者は、スマートフォンのアプリ「minpo」もしくは「Green Ponta Action」を使用してエントリーします。エントリー期間は10月17日から11月30日まで。参加者が累計で10万歩を達成するとYogiboから5,000円分のギフトカードが抽選で当たるキャンペーンも開催されるなど、参加の楽しみも増えています。
さらに、公式のXアカウントをフォローし、指定された投稿をリポストすることでORANGE WALKオリジナルのYogiboグッズが当たるチャンスもあります。他にも leukeなキャンペーンが企画されており、詳細は公式のXアカウントで随時発信されます。
児童支援団体と協力
本イベントは、様々な団体と連携して進められています。例えば、明日へのチカラ(大阪府)、M-STEP(千葉県)、かものはしプロジェクト(東京都)などが参与し、各団体の活動が紹介されます。これにより、参加者はより多くの情報を得ることができ、興味を持てる機会が生まれます。
結論
「ORANGE WALK 2025」は、児童虐待の撲滅を目指す重要なイニシアチブであり、参加者が手軽に社会貢献を実践できる素晴らしいイベントです。11月の一ヶ月間、多くの人がオレンジの色に染まって、児童虐待防止のために歩きましょう!
詳しい情報は、公式特設サイトでご確認ください:
ORANGE WALK 特設サイト