オムロンの健康管理アプリがAndroidの新プラットフォームへ連携開始

オムロンヘルスケア株式会社は、この度スマートフォン向け健康管理アプリ「OMRON connect」に、Googleが提供する「ヘルスコネクト」との連携機能を追加しました。この機能により、ユーザーは自分の健康データを一元的に管理しやすくなります。

「OMRON connect」は2016年から提供されているアプリで、血圧計や体重体組成計、活動量計など、オムロン製の健康医療機器で測定したデータをスマートフォンに転送することができます。転送したデータはグラフなどで視覚的に管理できるほか、レポートをPDF形式で出力することも可能です。これに加えて、ユーザーが自分の自覚症状を記録できるメモ機能も搭載しており、個人の健康管理だけでなく、診察時の参考資料としても役立ちます。オムロンコネクトは、日本を含む38か国以上で使用され、累計ダウンロード数は700万件以上に達しています。

これまで、「OMRON connect」はGoogleの「Google Fit」と連携して体重データの管理を行っていましたが、今回のアップデートにより、「ヘルスコネクト」との連携が可能になりました。これにより、「血圧値」「心拍数」「体重」「体脂肪率」「基礎代謝量」といった5種類のデータがヘルスコネクトに連携されることが可能になります。これらのデータを利用することで、ユーザーは自らの健康状態をより深く理解し、ダイエットやライフスタイルの改善に役立てることができます。

オムロンは、「脳・心血管疾患の発症ゼロ」を目指す循環器事業のビジョンを掲げており、医療従事者や研究者と共に血圧測定や心電図の普及に取り組んでいます。今後も、誰もが簡単に健康管理を行える製品とサービスを提供し、目標とする健康改善の実現に向けて努力していく方針です。

「ヘルスコネクト」は、Googleによって開発されたAndroid専用アプリで、ユーザーはお気に入りのアプリやウェアラブルデバイスからの健康・フィットネスデータを集約して管理できます。このアプリは、500以上の健康関連アプリとの連携が可能で、アクティビティや睡眠、栄養、ウィメンズヘルスなど多様な情報を確認できます。データを一元管理することで、個々の健康状態の新たな発見が期待できるでしょう。自身の健康を見つめ直す機会が広がるこの新しい連携機能、ぜひ活用してみてください。

この機能拡充により、オムロンの健康管理アプリは、ユーザーのライフスタイルに合わせたより効率的な健康管理を実現しています。これからもオムロンは、個々の健康を支えるためのさらなる革新を追求していく中で、医療の未来に貢献していくことを目指します。