シニア世代も安心！鍼灸職の高齢者向け求人調査結果を発表

シニア世代に扉を開く鍼灸業界の求人動向

この度、シニア専門求人メディア「シニアジョブ」が、鍼灸や整体を含む柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師などの求人に関する調査を発表しました。特に、60歳以上や70歳以上の人々を歓迎する求人の多さが目を引いています。実に70歳以上の応募者を歓迎する求人が90.5％にも達しており、高齢者の就業機会を広げる環境が整っているのが特徴です。

高齢者歓迎の背景

この調査では、求人が特に関東エリアに集中していることも明らかになりました。整体師では92.3％、鍼師・灸師では73.8％が関東での求人という結果が出ており、シニア層に対する受け入れ姿勢が強いことがうかがえます。

60歳以上歓迎の求人の割合が85％を超え、特に鍼師・灸師（97.6%）や整体師（92.3%）ではその傾向が顕著です。さらに、経験を問わない求人も多く、鍼師・灸師の経験不問は85.7％にも達します。これは、資格を持つシニアの方々が若い世代と同様に採用されるチャンスが多いことを意味しています。

勤務内容と環境

シニア向け求人はパートタイムの割合が高いものの、正社員での雇用機会も豊富にあります。特に整体師や柔道整復師ではそれぞれ53.8％、51.4％が正社員としての雇用を望んでいるため、安定した収入を得ることが可能です。
また、残業が少なく、休日が少ない傾向には注意が必要ですが、ほとんどの職種で80％以上が月平均20時間以内の残業という結果も出ています。

未経験者に優しいエステティシャン

未経験や無資格者が転職を考える際、エステティシャンの求人が狙い目とも指摘されています。エステティシャンでは、経験不問の求人が78.4％と多く、柔道整復や鍼灸専門職に比べて参入しやすい環境が整っています。このことは、異業種からの転職を希望するシニア層にとって有利な選択肢となります。

地方の課題

ただし、求人は主に関東エリアに集中しているため、地方に居住するシニア層には就業が難しい場合もあります。また、完全週休二日制や土日休みの求人が少ない点も考慮が必要です。いずれの職種においても、生活環境によっては就業が難しくなる可能性があります。

専門家の意見

シニアジョブの代表取締役、中島康恵氏はこの調査結果を踏まえ、シニア層が持つ経験と知識を活かせる場が広がっていることに期待を寄せています。「豊富な知識を活かして即戦力として求められるシニア層が増えている。専門職であれば、特に採用において有利に働く」とコメントしています。

最後に、シニア専門求人メディア「シニアジョブ」は、50歳以上のシニアを対象とした求人を掲載しており、企業側も信頼して求人を出せる環境が整っています。興味のある方は、ぜひサイトを訪れてみてください。

【参考】
シニアジョブウェブサイト: seniorjob.jp