夢を育む野球
2025-06-12 11:06:20

野球を通して子どもたちの夢を育むプロジェクトの挑戦

スモーキーマウンテンベースボールプロジェクト(SMBP): 野球で叶える夢



フィリピン・マニラのスラム街で展開される「Smokey Mountain Baseball Project(SMBP)」は、14年前にスタートした野球を通じた教育支援の取り組みです。このプロジェクトは、困難な環境にいる子どもたちに対して野球を教え、奨学金による進学支援を行っています。2025年5月には、Rizal Memorial Baseball Stadiumで開催されたこの活動には、元プロ野球選手の小笠原道大氏が参加し、熱心な指導を行いました。

このプロジェクトの特徴として、子どもたちに野球を通じて自信や夢を育んでいる点が挙げられます。地域のボランティアのほか、日本からも40名ほどのボランティアが参加しており、様々な企業の支援のもとで運営されています。特に、ANAや三井住友銀行といった大手企業の寄付があり、多くの子どもたちへサポートが行われています。活動の様子はSNSでシェアされ、多くの人々に感銘を与えています。

歴史と背景



2012年に始まったこのプロジェクトは、当初JCI東京とJCI Manilaの共催でスタートしました。コロナ禍をきっかけに活動が一時停滞したものの、2023年から新たにJCIマニラとの協力体制のもとで再始動し、オープンなボランティア活動として盛況を極めています。参加者は以前と比べて増加し、より多くの子どもたちが将来の夢に向かうための支援を受けられるようになっています。

これまでの実績として、2025年1月時点で111名の卒業生が奨学金を獲得し、高校や大学に進学しました。彼らの挑戦は、スラム街に住む他の子どもたちにとって大きな希望の光となっています。

支援の輪



「私たちの活動が支えとなり、子どもたちの成長に寄与できることが嬉しい」と語るのは、全日本空輸株式会社の参加者である市野研哉氏。このような感想は、多くの参加者に共通する思いです。プロジェクトの目的は、ただ単にスポーツの技術を教えることに留まらず、子どもたちに夢を持たせ、自らの能力を最大限に引き出す手助けをすることです。

未来への展望



今後の大きな目標として、2024年には「アジア甲子園大会」を立ち上げる予定があり、フィリピンの子どもたちも参加を目指します。この大会を通じて、さらなる支援が行われ、スカウトの目に抱かれる可能性が高まるでしょう。多くの企業や個人の協力が必要不可欠な状況ですが、夢を追い続ける子どもたちのために、私たちは尽力し続けます。

スモーキーマウンテンベースボールプロジェクトは、教育の機会を提供するだけでなく、スラム街の子どもたちが夢を持ち、その実現に向かうための力強い支えとなっています。


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会社情報

会社名
一般社団法人NB.ACADEMY
住所
東京都渋谷区神宮前4丁目24番3号神宮前COURT-C2階
電話番号
03-6682-3832

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