OKIエンジニアリングが新しいEMC試験サービスを開始
OKIエンジニアリング(OEG)は、2026年4月24日よりマルチメディア機器向けの「リバブレーションチャンバー(RVC)による放射ノイズ測定サービス」をスタートします。このサービスは、情報や映像、音響機器といった幅広く利用されるマルチメディア機器に特化しており、実際の環境条件に近い形式で放射ノイズを測定することが可能です。
高周波化するマルチメディア機器の課題
近年、マルチメディア機器は通信速度や処理能力の向上に伴い高周波化が進んでいます。その結果、携帯電話やWi-Fiといった無線通信への干渉リスクが増しています。国際規格であるCISPR 32では、この影響を考慮し1GHz~6GHzの周波数帯に関してRVCによる測定方法が提案されています。
このニーズに応じて、OEGは約10年間の研究を経て、国内の試験所に先駆けてRVCによる測定技術を開発しました。試験器メーカーとの連携も行い、測定用ソフトウェアも完成させました。
RVCによる試験の特徴
RVCを使用した測定は、試験室内の配置条件が影響しにくく、再現性の高い結果が得られます。これにより、試験のやり直しや条件調整の負担を軽減し、開発スピードを向上させることが期待されています。また、OEGはISO/IEC 17025の認定試験所として、品質管理体制を整えた上でサービスを提供します。
今後の展望
OEGは、マルチメディア機器の最新のEMC規格動向を注視し、迅速な評価方法の開発を進める計画です。ターゲットは2028年度までの3年間で売上2億円の達成です。これにより、顧客の製品開発や品質向上を支援し、日本の製造業の競争力強化に寄与していく方針です。
まとめ
OKIエンジニアリングが展開する新しいEMC試験サービスは、マルチメディア機器の開発を助け、国内外での競争力向上に寄与する重要なステップと言えるでしょう。利用希望者は、標準価格が個別見積となっているため、各自での問い合わせをお勧めします。これからも、技術革新を続けるエンジニアリングの動向に注目していきたいですね。