持続可能な地域経営を導く『民間主導DMC』の新戦略と実践事例セミナー開催

日本の観光業界における現状は、組織の目的が曖昧であり、専門的な人材や運営資金の供給不足が課題として残っています。特に観光地域づくり法人（DMO）が制度化されてから十年以上が経過しているにもかかわらず、その運営における課題は解消されていません。このような状況の中、民間が主導する観光まちづくり会社（DMC）が注目を集めています。これは、地域の特性を生かしながら、観光業界の活性化を図るための重要な取り組みです。本セミナーでは、JPI（日本計画研究所）が主催し、株式会社日本政策投資銀行九州支店の森永啓氏が講師を務めます。彼は、DMCの事業戦略および実際の成功事例について、具体的なデータとともに詳しく解説します。

セミナーでは、観光地域づくり法人（DMO）が直面している具体的な課題を掘り下げ、DMCがどのようにこれらの課題を克服し、実効性のある観光地経営を推進しているのかをご紹介します。例えば、DMCの活動はエリア開発にどのように寄与しているのか、そしてその成果はどのように測定されるのかという点を深く探っていきます。

さらに、国内外の先進的な観光まちづくりの事例を分析し、どのような成功要因があるのかを検討します。DMCが極めて効果的なモデルを構築している事例、例えば、（一社）キタ・マネジメントや株式会社まちづくり小浜、一社）富山県西部観光社などを通じて、それぞれの地域がどのように観光業を盛り上げているのかを詳説します。このような成功事例は、参加者が自身のプロジェクトに応用できる貴重な知見を提供することでしょう。

セミナーの最後には、質疑応答・意見交換の時間が設けられます。これにより、参加者同士や講師とのネットワーキングが促進され、新たなビジネスチャンスやコラボレーションの可能性が広がります。また、名刺交換会も行われるため、交流の幅がより広がることでしょう。

受講は、会場での参加、ライブ配信、アーカイブ配信（2週間視聴可能）から選べます。受講料は個人参加の場合37,330円（税込）で、法人の場合は社内・関連会社での同時申し込みにより割引も適用されます。特に地方公共団体からの参加者にはお得な料金も用意されています。

このセミナーを通じて、持続可能な観光地づくりに貢献できる人財の育成とともに、地域経営の新たな可能性を探る絶好の機会です。参加をご希望の方は、ぜひ詳細をご確認ください。