量子技術リテラシーの向上を図る「Q-Quest 2024」基礎学習プログラムが始動

「Q-Quest 2024」基礎学習プログラムが始まる！

量子技術の可能性を広げる新たな試み、「Q-Quest 2024」が始動します。このプログラムは、量子技術リテラシーを高め、オープンイノベーションを促進する人材を育成することを目的としており、特に量子コンピュータ、量子計測、量子通信などの分野でのイノベーション創出が期待されています。

1. 背景

近年、量子技術は物流、医療、金融、防災など幅広い分野において新たな可能性を示しています。それに伴い、国際的な競争が激化する中で、我が国でも量子技術を理解し活用できる人材の育成が急務となっています。この「Q-Quest 2024」は、量子技術を他分野に応じて適応し、新たな価値を創造できる人材を育成する取り組みです。

2. プログラム概要

「Q-Quest」では、7月からの1ヶ月を通して量子技術の基礎を学ぶプログラムが実施され、多くの参加者が集まりました。このプログラムには2つのコースがあり、ビジネス分野に特化したジェネラリストと、エンジニアとしての専門性を持つ参加者がそれぞれのニーズに応じて学習できる内容になっています。

また、2回目の基礎学習プログラムでは「量子コンピュータ・ウォーミングアップ」という新たなセッションが追加され、初学者でも理解しやすい内容になっています。

3. 特徴

(1) ビジネスとテクノロジーの融合

本プログラムでは、量子技術を学ぶだけでなく、それを活用したビジネスのアイデアも得ることが可能です。JellyWare社が提供するハンズオンプログラムは、実践的な学びの場として、多くの参加者に好評を得ています。

(2) 専門家から学べる

国内で先行して研究を行っている専門家からの直接指導が受けられるため、最新の知見を得ることができます。JellyWareのCTOである上田氏も初学者向けにわかりやすいコンテンツを提供します。

(3) 認証バッジの取得

基礎学習プログラムを完了した方にはオープンバッジを発行し、学びの成果を正式に認定します。

4. 基礎学習プログラムの詳細

第2回の基礎学習プログラムは、2024年8月30日から9月25日の間で参加申し込みが受け付けられます。実施は2024年10月1日から11月7日で、オンラインで行われます。定員はジェネラリストとエンジニアそれぞれ50名程度とし、興味のある方はぜひ早めに申し込みをお勧めします。

また、プログラム内容の説明会も2024年9月12日に非公開で開催され、詳細についてのQ&Aも行われます。