見逃せない『遠憶 祈りの小箱』の新作発表
徳島県に拠点を持つ木工ブランド、リルビースタイルは、現代のライフスタイルに合った供養の形を提案する商品として、「遠憶 祈りの小箱」の新作をリリースします。新作は、漆芸作家・泉谷麻紀子さんによる「拭き漆・チェッカーフラッグ」というデザインで、2025年7月1日から販売が開始されます。この作品は、誰もが自由に祈りを捧げられるような新たな供養のスタイルを追求しています。
新しい形の供養
近年、仏壇を持たない家庭の割合が53.7%に達するというデータもあります(2019年 楽天インサイト調べ)。これは、従来の仏壇が現代の住環境に合わなくなっていることを象徴しています。このような背景を受けて、リルビースタイルでは「祈る時間を大切に、暮らしはすっきりと」というコンセプトのもと、「本棚にしまえる」サイズの供養箱を開発しました。
「遠憶 祈りの小箱」は、辞書とも同じ高さの約20cmに設計されており、扉を開けば祈りの場が展開し、閉じると本棚の一部として収まります。これにより、限られたスペースでの生活にも違和感なく溶け込み、使い勝手も良いと評判です。
こだわりの仕上げ
この新作の特徴は、漆芸作家である泉谷麻紀子さんが手掛けた拭き漆仕上げです。手作業で何層にも塗り重ねられ、寄木細工の美しい色彩と木目を引き出しています。特に、チェッカーフラッグをイメージした格子柄は、視覚的にも魅力的です。
また、材料には長期自然乾燥されたパーロッサ材を使用し、全国でも珍しい寄木細工の技法を採用しています。組み合わせる木材は、本紫檀や黒檀、シャム柿などさまざまで、しっかりとした強度と独自の美しさを実現しています。
時間が経っても愛されるデザイン
「遠憶 祈りの小箱」は、単なる供養のためのアイテムではなく、空間の一部としても存在感を示すデザインです。表扉を開くとフォトフレームが現れ、思い出の品を裏扉に収納できる等、さまざまな機能性が備わっています。落ち着いたデザインは、都会の生活にも溶け込むよう工夫されています。
思いを込めたプロジェクト
リルビースタイルの代表、今枝美加さんの思いもこのプロジェクトには込められています。彼女は、自身が育った家には仏壇がなかった経験から、もっと個人の自由な供養の形を模索するようになったとのこと。伝統的な技術を受け継ぎつつも、現代のライフスタイルに寄り添う商品開発を進めています。
今枝さんは、「信仰を問わず、自分らしい供養のスタイルを追求していきたい」とも語っています。これからの時代にふさわしい心の形として、多くの人々に受け入れられることを願っています。
購入方法
「遠憶 祈りの小箱」の購入は、公式オンラインショップのみで行なわれます。初回生産分は特別価格で提供されるため、興味がある方は早めのチェックをおすすめします。詳細については、
こちらの公式サイトをご覧ください。
この新しい供養の形は、これからの家庭での祈りのスタイルを変革していく可能性を秘めています。家族や大切な人を想う機会を、この「遠憶 祈りの小箱」でぜひご体験してみてはいかがでしょうか。