MIL株式会社、シリーズAで資金調達を実施
インタラクティブ体験を推進するMIL株式会社(東京都新宿区、代表取締役:光岡敦)は、シリーズAラウンドにおいて総額約5.8億円の資金調達を行った。この資金調達は、リード投資家のニッセイ・キャピタルをはじめ、AI特化型ベンチャーキャピタルのDEEPCOREやコーポレートベンチャーキャピタルのINNOVATION HAYATE V Capitalなど多くの投資家からの支持を集めた。
調達の詳細
今回の調達は、第三者割当増資を含むもので、主な引受先にはニッセイ・キャピタル株式会社、株式会社ディープコア、INNOVATION HAYATE Vって事業有限責任組合が名を連ねている。累計エクイティ調達額は3.9億円に達している。
また、資金調達の一環として、無担保・無保証のベンチャーデットとして2億円、日本政策金融公庫と東日本銀行から1.5億円の長期デットを受けており、効率的な資金運用が期待されている。
事業成長の方向性
調達資金の使途には、開発体制の強化、新たな人材採用、マーケティングの強化が含まれる。特に、インタラクティブ体験の価値を最大化するためにプロダクト開発をさらに進化させる方針だ。
具体的な施策としては、新卒採用の新スタンダード「インタラクティブ採用」を本格的に展開し、企業の採用課題解決に寄与することで、内定承諾率を1.3倍にアップさせるなどの実績を生みにいく。
インタラクティブ体験の重要性
デジタルコミュニケーションが主流となった現代において、企業と顧客との接点はオンラインが中心となり、視聴者が「伝えたい情報」にたどり着くための環境が急務と言われている。MIL社が提供するインタラクティブ体験は、ただ情報を受け取るだけでなく、自らの興味に応じて情報を選べる双方向性を実現するものである。これにより、視聴者の行動に基づくデータ収集が可能になり、企業は顧客それぞれに最適化されたマーケティング戦略を立てることができる。
進化するマーケティング戦略
企業が直面する課題は一様ではないが、多くがデジタルシフトに伴うコミュニケーションの希薄化で悩んでいる。MIL社は、顧客体験(CX)の向上に寄与するための具体的手法として、インタラクティブ体験を提案。事業戦略を「成果の出る体験」へと変革し、企業における業務効率化と売上の最大化を支援している。
「インタラクティブ採用」の展開
同社の「インタラクティブ採用」は、候補者自身が能動的に情報を選択できる新しい採用手法となる。これにより、企業は候補者のインサイトを正確に把握し、選考プロセスを個別最適化することが可能になる。このアプローチは、候補者の企業理解を深め、入社後のミスマッチを防ぐことにも寄与する。現在、採用活動の情報提供を強化するため、ビジネス映像メディア「PIVOT」での解説動画も公開中。
投資家の期待と今回調達の意義
新規投資家や融資者からは、MIL社の目指す「情報を体験する」新たな価値創出への期待が寄せられている。特に、ニッセイ・キャピタルやDEEPCORE、イノベーション関連企業のリーダーたちからは、MIL社のインタラクティブ体験を通じたデジタルコミュニケーション変革に向けた貢献が高く評価され、選考した意義のある進化と成長が期待されている。
今後の展開に注目
この資金調達を通じて、MIL社はますますの成長を目指し、インタラクティブ体験を用いた新しいサービスやプロダクトを開発していく。今後の動きから目が離せない。
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