リクアス ベレー誕生
2023-06-28 18:23:30

ジェックスが手がけたSDGsプロジェクトの新たな一歩「リクアス ベレー」

ジェックスが創り出す新たなアクアリウム体験



2023年7月7日、ジェックス株式会社が業界初、廃棄されていたガラス水槽を再生した新商品「リクアス ベレー」を発表しました。これは同社が展開する「GEX SDGs プロジェクト」の一環として立ち上げられたもので、環境への配慮を基にした重要な取り組みです。

「GEX SDGs プロジェクト」とは



「GEX SDGs プロジェクト」は、いきものと共に暮らす喜びや癒しをお届けし、人と社会、地球環境との共生を目指して2021年にスタートしました。「一人でも多くのお客様にいきものとの絆を深めてほしい」という強い想いから、このプロジェクトが立ち上がりました。特に、廃棄されていたガラス水槽の再利用に着目し、これまで捨てられていた資源の有効活用に挑戦しています。

廃棄ガラス水槽の現状



日本国内でのガラス水槽の流通量は年間約100万本にも上り、その中で輸送中に破損するものも少なくありません。これまで、割れた水槽は産業廃棄物として処理されるしかありませんでした。この課題は長年、業界内でも無視されてきたといいます。しかし、ジェックスはこの問題に正面から取り組むことを決意しました。

水槽再生のプロセス



このプロジェクトの鍵となったのは、廃棄された水槽の解体からアップサイクルまでの一連の工程です。はじめはどのようにして水槽を分解すればよいのかわからず、チームは試行錯誤を重ねました。最終的には手作業によるガラス部品の取り出しに成功し、余ったプラスチックやシリコンの取り除きも行いました。その後、回収したガラスを再生するために、高温の炉で溶かし、新たな形に造り上げます。

職人の技による新たな形



勝沼ガラス工房の職人とともに取り組んだこのプロジェクトでは、特殊な技術が駆使されています。ガラスを高温で溶かし、職人の技能によってゆっくりと成形される過程では、ガラスの厚みや歪みを確認する「アニール処理」という重要なステップも加えられます。この工程によって水槽は安定し、長く使用できるものになります。

リクアス ベレーの特徴



「リクアス ベレー」では、未使用の板ガラスとは異なる手吹きガラス特有の優しさが感じられます。この水槽は、その名の通り、まるでベレー帽のような独特の形を持ち、愛らしい存在感を放っています。また、カラフルなフタとロゴのついた木製土台もセットになっており、アクアリウムを彩るアイテムとしても最適です。

限定販売の理由



生産能力に限りがあるため、「リクアス ベレー」はジェックスオンラインショップ限定での販売となります。生まれ変わった水槽は、思い出が詰まったガラスのストーリーを背負っています。そしてそれは、環境に優しい選択肢となることで、多くの人に愛されることが期待されています。

プロジェクトチームの想い



このプロジェクトに関わるスタッフは、過去の経験を基に、ただ廃棄することのむなしさを感じ、新たに生まれ変わることの重要性を理解しています。GEXの「Requas(リクアス)」という名称には、リデュース・リユース・リサイクルの理念を体現する思いが込められています。これからも多くの作品を生み出し、長く愛されるブランドを目指していくとのこと。

まとめ



今後とも、ジェックスのSDGsプロジェクトに注目が集まります。私たちの生活に寄り添い、環境にも優しい「リクアス ベレー」を通じて、いきものとの新たな出会いをお楽しみください。新たな挑戦に臨むジェックスの情熱と愛情が、未来を明るく照らしています。

会社情報

会社名
ジェックス株式会社
住所
大阪府東大阪市今米1-14-5
電話番号
072-966-0053

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