神戸市立須磨海づり公園が、11月1日(金)にリニューアルオープンします。この公園は1976年の開園以来、多くの人々に親しまれてきましたが、2018年には台風の影響で休園を余儀なくされていました。しかし、今続々と整備が進められ、新たに生まれ変わった施設が再び市民に開かれることとなります。
リニューアルの大きなテーマは、須磨海岸西エリアで賑わいを創出することです。これには、海を楽しむためのテラスが新たに設けられ、訪れる人が海を眺めながらくつろげるスペースが確保されています。また、地元の海産物を味わえる飲食施設も充実し、地域の魅力を堪能することができます。
釣りを楽しみたい方には、家族連れでも気軽に利用できる釣台が設置されており、子どもたちと一緒に楽しいひとときを過ごすことができます。これに加えて、旧施設を再利用した魚礁が新たに設置されることで、海の生態系も豊かにする取り組みが進められています。
オープンに先立ち、10月27日(日)にはプレオープンセレモニーが行われる予定です。この日には実際に釣台を使った釣り体験ができるイベントも開催され、地元の住民や市内の方々に向けた特別な試食配布も行われます。定員が最大150名に拡大されることになり、より多くの参加者が楽しめるように配慮されています。
メディア向けの内覧会は10月30日、31日の二日にわたり行われるため、なお一層リニューアルした須磨海づり公園の注目度が高まります。そして、ついにグランドオープンを迎える日には、訪れた市民が新たに生まれ変わった公園を楽しむ姿が見えることでしょう。
釣台は290名収容可能で、釣りをしない方も含めて350名までの入場が可能です。基本となる釣り料金は、4時間で大人1,200円、小人(6歳以上16歳未満)700円という形になっています。また、一時間当たりの割増料金も明記されています。入園料は大人200円、小人100円となり、各種割引制度も用意されています。指定管理者として山陽電気鉄道とハウスビルシステムの共同事業体が指定されており、2024年から2030年にかけての管理が予定されています。
新たな魅力が詰まった須磨海づり公園。家族や友達同士で楽しい一日を過ごすのにぴったりの場所として、これからも多くの人々に愛されることが期待されます。