はとバスとコトブキ印刷、平和を願う特別なツアーバッジの協業

SDGsへの思いと平和の祈り

この度、株式会社はとバスと有限会社コトブキ印刷が協力し、特別なツアーバッジを製作しました。このバッジは、SDGs（持続可能な開発目標）への取り組みを象徴し、平和の願いを具体化しています。

バッジの背景

はとバスは、創業以来70年以上にわたり「観光事業を通じて夢や平和を広める」という理念を持ち続けてきました。その社名の由来は、平和の象徴である鳩にあります。今回のコラボレーションでは、特に広島市平和記念公園に捧げられた折り鶴を漉き込んだ「おりづるペーパー」を使用。他県から訪れる観光客や国内のお客様に対して、平和のメッセージを伝える重要な役割を果たします。

ツアーバッジの制作

制作されたツアーバッジには、1950年に制定された2代目のロゴマークを施しています。このデザインは、皇居の二重橋を中心に、鳩が飛び立つ姿を描いたもので、多くの人々に愛されています。特に、鳩が象徴する平和のメッセージが込められているこのバッジは、観光バスに乗車する際に一日中身に付けていただけるよう考えられています。このため、耐久性と耐水性を持たせた「こんにゃく糊」加工を施し、長時間の使用にも耐える仕上がりとなっています。

社会的意義

今回の取り組みの大きな特徴は、障がいのある方々が制作する手漉き紙を利用している点です。コトブキ印刷の「めぐる、手漉紙。」プロジェクトでは、廃材をアップサイクルし、障がいのある方々が手間をかけて丁寧に漉いていることにより、彼らの工賃向上を目指しています。この社会的課題の解決に取り組むことで、よりよい未来を実現することを目指しています。

持続可能な社会の実現

はとバスは、ハイブリッドバスの導入や再生可能エネルギーの活用など、持続可能な社会を目指すために様々な施策を展開しています。また、福祉施設と連携し、障がいのある方々にも手を差し伸べながら、社会全体での循環型社会の構築に取り組んでいます。これらの活動は、単なる観光振興だけでなく、地域社会への貢献にもつながっています。