村上春樹の名作舞台化！森田望智が挑む新たな物語

森田望智が舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に出演決定

2026年1月、東京芸術劇場プレイハウスで、村上春樹の長編小説『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が舞台化されることが発表されました。この作品は、情報技術を駆使した「ハードボイルド・ワンダーランド」と、幻想的な世界観の「世界の終り」という二つの異なる物語が同時に進行し、原作から40年経てもなお多くの人々に愛され続けています。

近年、注目の若手女優、森田望智が、この舞台において藤原竜也の相手役として出演することが決定しました。森田は、Netflix映画『シティハンター』での槇村香役や、NHK連続テレビ小説『虎に翼』での米谷花江役で、お茶の間にその名を知らしめました。今回が初めてのストレートプレイへの挑戦ということで、彼女のその演技力が如何に発揮されるのか、期待が高まります。

原作と舞台の魅力

この舞台では、二つの物語が絡み合い、思わぬ結末へと進む様子が描かれています。「世界の終り」は、封鎖された街に迷い込んだ主人公が、影を失うことで心を失う運命に直面しながら、仲間たちと街の真実を探求する物語。

一方、「ハードボイルド・ワンダーランド」は、暗号技術に長けた計算士が、謎めいた博士との関わりを通じて運命に翻弄されるサスペンスフルな展開を見せます。二つの物語は、緊張感あふれる交錯によって、原作の持つ複雑さと奥深さを新たな視点で表現することでしょう。

森田望智の熱い意気込み

森田は自身の出演について、「この物語の虜になった」と語っており、作品に対する真摯な想いを明らかにしています。彼女は、何が見えているのか、何が本当なのかを問いかけつつ、「普遍的な日常に生きているのか」と自らを振り返る姿勢を持ち合わせています。

また、舞台で共演する藤原竜也と演出家のフィリップ・ドゥクフレの存在についても、「お二方の大きな背中に力の限りついていけるよう精一杯走り切ります」と語り、意気込みを見せています。