イケア、日本でのLGBT+支援の新たな取り組みを発表
スウェーデン発のホームファニッシングブランド、イケア・ジャパンが2025年に向けて、LGBT+コミュニティの権利と尊厳を支持する姿勢を改めて強調しました。5月17日の「IDAHOBIT(国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日)」を前に、イケアは「より快適な毎日を、より多くの方々に」というビジョンのもと、多様性を尊重した環境を整えていくと公言しています。
イケアのインクルーシブなビジョン
イケアは「イクオリティ(平等性)」、「ダイバーシティ(多様性)」、「インクルージョン(多様性の受入れ)」を重要視し、これらの要素が企業文化とバリューの核であると認識しています。この理念は、従業員や顧客、地域社会にとってのより良いイケアを実現するための原動力となります。
具体的な取り組み
1. LGBT+アライになるためのリソース提供
イケアは、LGBT+のアライ(理解者、支援者)になるための11のヒントをウェブサイトにて公開しています。これにより、誰もが尊重され、自分らしく過ごせる環境づくりを促進しています。具体的なヒントとしては、耳を傾けることや包括的な言葉を使うこと、敬意を表することなどが含まれています。詳しくは
こちらのリンクからご覧いただけます。
2. プライドイベントへの参加
イケア・ジャパンは全国各地のレインボープライドイベントに参加・出展する予定です。2024年には「さっぽろレインボープライド2024」や「レインボーフェスタ!」、2025年には「Tokyo Pride 2025 Pride Festival」など、多彩なイベントへの参加を通じてコミュニティとの連携を強化しています。
3. プログレス・プライド・フラッグの掲揚
イケア店舗では、ブラック・ブラウンのストライプで有色人種LGBT+コミュニティ、ピンク・ライトブルー・ホワイトでトランスジェンダーのプライドを表現した「プログレス・プライド・フラッグ」を掲揚します。これにより、顧客に対して意識の重要性を伝えることを目指しています。
4. オールジェンダー対応の施設
一部の店舗では、オールジェンダーを対象としたトイレやベビーケアルーム、従業員ロッカールームを導入しており、将来的には全店舗に展開していく計画です。
5. 社内研修の実施
社員向けに、ED&I(平等性・多様性・インクルージョン)に関する研修が行われています。LGBT+インクルージョンに関するeラーニングも実施し、社内文化の向上を図っています。
6. パートナーの定義
イケアでは、配偶者と同等の福利厚生を受けられる「パートナー」の定義に配慮しており、同性パートナーも平等な権利を享受することができる制度が整えられています。
これからの目標
イケア・ジャパンは、今後もLGBT+コミュニティを含むあらゆるコミュニティの人々を支援する活動を続けるとともに、地域社会との連携を強化し、全ての人が安心して自分らしく過ごせる社会の実現を目指します。興味のある方はイケア・ジャパンの公式HPやニュースルームをぜひチェックしてください。
イケア・ジャパン 公式HP
イケア・ジャパン ニュースルーム