Vtuber初の小説家
2020-10-01 10:00:18
史上初のバーチャルYoutuberが小説家としてデビュー!
2020年10月8日、バーチャルYoutuberの「モノカキ・アエル」が商業文芸にて小説家デビューを果たしました。彼女が初めて出版した小説『くちぶえカルテット』は、株式会社実業之日本社から刊行され、この業界では珍しい事例として注目を集めています。その内容は、高校でのくちぶえサークルを舞台にした青春小説であり、4人の女子高生たちの心の交流が描かれています。
「モノカキ・アエル」は、リアルな人物ではなく、オリジナルキャラクターの名義で活動する小説家としての新しい形を提案しています。また、彼女自身がくちぶえの演奏動画をYoutubeに公開し、読者との距離感を縮める工夫もされています。このような試みを通じて、バーチャルYoutuberとしての枠を超えたクリエイティブな活動に挑戦していると言えるでしょう。
彼女のデビュー作『くちぶえカルテット』は、青春とは何か、友情とは何かを問いかける作品です。帯に寄せられた人気バンド『Novelbright』のボーカルであり、くちぶえ奏者でもある竹中雄大さんのコメントには、「くちぶえは楽器としての特性を持ち、その音が彼女たちの青春や世界を変えていく」との力強い言葉が記されています。この言葉からも、本作が持つ力強さと独自性が伝わってきます。
予約販売が行われたサイン本は、発売日前に完売となるなど、その人気の高さが伺えます。モノカキ・アエルの運営元である合同会社Re,AERは、今後もキャラクター名義の出版を進め、新たなクリエイターやプロモーションの形を模索し続けるとのこと。彼女のTwitter(https://twitter.com/monokaki_aer)では、販売情報や関連イベントが随時告知されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
なお、バーチャルYoutuberとは、オリジナルキャラクターのアバターを使い、ネット上でさまざまな活動を行う新しいジャンルの一つです。活動を開始したVtuberは既に1万人を超え、若者を中心に急速に広がっています。もはや彼らは、エンターテインメントの一翼を担う存在となっており、今後の展開から目が離せません。『くちぶえカルテット』の成功は、Vtuberの新たな可能性を示唆するものと言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
合同会社Re,AER
- 住所
- 大久保4-12-33グランコート津田沼205
- 電話番号
-
090-3887-7328