エンジン社とエモーショナル・テクノロジーズ社が感情解析によるCRMソリューションを共同開発

エンジン社とエモーショナル・テクノロジーズ社の包括的業務提携

2023年12月、エンジン社とエモーショナル・テクノロジーズ社が、感情解析を搭載したCRM（顧客関係管理）ソリューションおよびCX（顧客体験）ソリューションの提供を開始します。この提携により、テレマーケティングやプロモーション活動を通じて新しい顧客を獲得し、自社のコールセンターを活用して顧客との接点を強化します。

エンジン社は、様々な顧客ニーズに応じたカスタマイズを行うことで、スピーディーなサービス提供を実現。特に、エアラインや小売業など多岐にわたる業界の知識を持つスタッフが揃っており、幅広い経験を活かしています。これにより、企業は顧客のエンゲージメントやロイヤルティを高めるための施策を効果的に展開できるようになります。

高精度の感情解析AI「KDE」

その根幹を支えるのが、エモーショナル・テクノロジーズ社が開発した感情解析AI「Kansei Driven Engine（KDE）」です。KDEは、顧客の表情や声のトーンなどを分析し、その結果をスコア化することで、顧客の感情をリアルタイムで理解します。これにより、顧客の本音に寄り添ったマーケティング活動が可能になります。

各種データを統合的に解析することで、従来のCRMでは得られなかった「顧客がどのような感情で商品やサービスに接しているか」を明らかにし、顧客体験を大幅に向上させることができるのです。

エモーショナルマーケティングの重要性

現在、企業は売り手視点ではなく、顧客視点でのマーケティング活動が求められています。特に顧客ロイヤルティやLTV（顧客生涯価値）を最大限に引き出すためには、エモーショナルマーケティングが有効です。顧客が感じる満足度を高めるためには、感情認識技術の導入が不可欠です。

この提携により、エンジン社はCRMやデジタルマーケティングの分野でさらに先進的なアプローチを実現し、顧客との感情的なつながりを深めていくことが期待されています。顧客が求めるものの背後にある感情に目を向けることで、新たな顧客体験を創り出すことができます。

新しいマーケティング時代の幕開け

今後、エンジン社とエモーショナル・テクノロジーズ社は、共同開発した感情解析システムを通じて、より良い商品・サービスの提供を目指します。また、社内の職場環境やコールセンターにおいても、エモーショナル解析技術を利用したHRテックソリューションの開発が進行中です。これは離職防止やエンゲージメント向上に寄与し、企業全体の効率を高めることが見込まれています。

2023年12月から始まる本サービスのリリースに向けて、両社はその準備を進めており、感情解析を活用した各種コンサルティングサービスも併せて提供予定です。感情解析を基礎にした新しいデジタルマーケティングの時代が、いよいよ幕を開けることでしょう。