第15回エキナカ書店大賞の受賞作品発表
2023年10月22日、東京の株式会社JR東日本クロスステーション リテールカンパニーが運営する「BOOK COMPASS」と「BOOK EXPRESS」、及び株式会社ブックスキヨスクの「bookstudio」と「Bookskiosk」で開催されていた第15回エキナカ書店大賞の受賞作が発表されました。このイベントは、9月1日から30日までの期間中、エントリーされた14作品の中から最も多くの支持を集めた一冊を選出するものです。
大賞受賞作の発表
栄えある第1位に輝いたのは、pha著の『どこでもいいからどこかへ行きたい』です。この作品は、「家から出たら、それは旅だ」というメッセージを基に、日常から少し距離を置くことの大切さを描いています。読者には、ふらふらと移動しながら様々な旅の楽しさを感じ取ることができる内容となっているため、さまざまな旅先への思いを誘発します。
受賞作者のコメント
受賞したphaさんは、喜びのコメントを寄せています。「応援してくれた皆さん、ありがとうございます。『どこでもいいからどこかへ行きたい』を通じて、海や山など様々な場所に連れて行ってもらえることを願っています」と語り、読者に旅への期待を寄せています。
私設応援団の喜びの声
また、私設応援団の鈴木さんも、「この作品が選ばれたことにより、多くの人がこのような旅行をしてみたいと思ったのではないでしょうか。未読の方は、ぜひともこの作品を楽しんでみてください」とコメントを残しました。
売上実績と連覇の快挙
今回のエキナカ書店大賞は、21店舗中12店舗で売上1位を獲得し、昨年の『ニッポン47都道府県正直観光案内』に続く連覇を達成しました。併せて、同一出版社による連覇は初となる快挙です。幻冬舎にとって、これはさらなる名誉となることでしょう。
その他の受賞作品
惜しくも大賞には選ばれなかった作品も注目を集めています。2位には赤川次郎ほかによる『1日10分のごほうび』、3位には伊坂幸太郎の『残り全部バケーション』、4位には小学館文庫編集部編の『超短編!大どんでん返しSpecial』、5位には原田マハの『さいはての彼女』が選ばれました。どれも魅力的な作品ばかりですので、ぜひ手に取ってみてください。
受賞作品の購入方法
受賞作品は、「BOOK COMPASS」「BOOK EXPRESS」「bookstudio」「Bookskiosk」といった各店で購入可能です。まだ読まれていない方は、ぜひお近くの店舗でお求めください。
展開の様子
エントリー期間中、各店舗ではオリジナルPOPや、特別に制作された動画・静止画が放映され、来店者の目を引きました。特にBOOK COMPASSの東京中央店や拝島店では、その注目度が高かったと報告されています。
昨年の受賞作でW受賞となった作品の展開も興味深く、多くのファンに親しまれている様子です。今回の受賞発表を通じて、ますます文学への関心が高まることを期待しています。