京都を拠点に活躍するファッションブランド9M(ナインエム)が、3月18日(木)にRakuten Fashion Week Tokyo 2021AWに初めて参加し、そのコレクション映像を発表しました。9Mは、2019年にデザイナーの吉田力によって設立され、京都の伝統的な技法である「手捺染」を活用し、国内外のメゾンのテキスタイルを支えてきた実績があります。ブランド名の9Mは、品質の高い素材やデザインに基づいたパフォーマンスを体現しています。
9Mのコレクションは、「Luxury abnormal uniform」というコンセプトのもと、着ることで心を高揚させるようなデザインを目指しています。特に現在の社会情勢では、多くの人々が気持ちが沈みがちですが、9Mではスポーツの持つポジティブな理念を反映したコレクションを制作しました。スポーツの楽しさや充実感を通じて、人々が前向きな気持ちを取り戻す手助けができることを願っています。
今回のコレクションテーマは「The power of sports」で、スポーツが持つ力をテーマに展開されています。憲法にも掲げられているように、スポーツは心身の健全な発達に寄与し、文化的で健康素な生活を送るうえで不可欠な要素です。新型コロナウイルスの影響でスポーツ活動が制限されたことも多い中、人々は再びスポーツの力を再認識し、生活の一部として取り入れています。吉田デザイナーも、スポーツを通じて生まれる幸福感や充実感を強調し、感情の解放を目指しています。
また、9Mの素材開発には、京都の「手捺染」という伝統技法が採用されています。この技術は、型友禅から発展したもので、手作業で屏風のような模様を布に転写する技術です。9Mではこの技法を用い、フッ素を使用しない撥水加工を施したサスティナブルな素材を提供しています。片面には松脂(ヤニ)や天然由来の素材をコーティングし、環境保護に配慮した「土に還る(Bio-degradable)」素材を採用しています。
初心者から経験者まで、多くの人々が楽しむスポーツの魅力をファッションで表現した9Mのコレクションは、日常へ新たなエネルギーをもたらしてくれます。是非、9MのウェブサイトやSNSをチェックし、その独自の美学と情熱を味わってみてください。