心不全啓発プロジェクト
2017-11-22 10:00:48
忍者ハットリくんが心不全啓発大使に!新プロジェクト開始
忍者ハットリくんが心不全の啓発プロジェクトを支援
日本の超高齢化社会において、心不全はますます深刻な問題になっています。一般社団法人日本循環器学会は、この現状に直面し、心不全の理解を深めるために新たな啓発活動を開始しました。それが、藤子不二雄Ⓐの有名なキャラクター『忍者ハットリくん』を起用したプロジェクトです。
市民公開講座での発表
この活動は11月19日に開催される市民公開講座「40~50歳代の心臓ケアが健康寿命を決める」で正式に発表されました。同講座では、心不全という深刻な病気に対する啓発を行うとともに、生活習慣の改善が予防のカギであることが強調されます。
心不全の現状と課題
心不全は重篤な疾患であり、状況が悪化すれば生活の質を著しく低下させる場合もあります。高齢化が進む中、心不全患者の数が急増することが予測されており、これに伴い国民一人ひとりの健康意識を高め、予防のための行動が求められています。さらに、心不全は早期発見・早期治療が重要であるため、普及活動が急務とされています。
ハットリくんが啓発大使に
このキャンペーンでは、ハットリくんの弟である「ハットリシンゾウ」が心不全の啓発大使として最前線に立つことになります。シンゾウの魅力と知名度を生かし、特に40代から50代の年齢層に強くアプローチしていく方針です。シンゾウが泣くことで周囲に騒ぎが生じるというストーリー設定を利用し、生活習慣の見直しが心臓に与える影響を訴える意図があります。
藤子不二雄Ⓐの思い
また、今回のプロジェクトにあたって、藤子不二雄Ⓐ氏自身も心不全を経験しています。その経験から、彼は多くの人々に心不全の理解を深める必要性を感じており、啓発活動に快く協力しているとのことです。「子供からお年寄りまで、心臓の健康を気にかけてほしい。キャンペーンを通じて、より多くの人に関心を持ってもらえれば」と語る藤子氏の思いは、このプロジェクトに込められている希望でもあります。
今後の展開
日本循環器学会は、今後3年間でこのキャンペーンを全国各地で展開していく予定です。ポスター掲示、動画制作、WEBサイトの開設、さらに地域イベントを通じて、心不全についての認知度向上とその予防策の重要性を広めていく計画です。
忍者ハットリくんとは
『忍者ハットリくん』は1964年から1973年まで漫画雑誌『少年』や『コロコロコミック』、その他多くのメディアで連載され、今もなお国民的な人気を誇るキャラクターです。多くのアニメや映画化もされており、世代を超えて愛されています。そのため、このプロジェクトが多くの人に親しまれるのは間違いありません。
この新たな取り組みが、健康的な生活のきっかけとなり、多くの人々が心臓の健康に目を向けることにつながることを期待しています。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人 日本循環器学会
- 住所
- 東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルタワー18F
- 電話番号
-
03-5501-0861