ミダス財団が発表した初のインパクトレポート
公益財団法人ミダス財団が2025年7月、初となるインパクトレポート「公益財団法人 ミダス財団 IMPACT REPORT 2025」をリリースしました。このレポートは、財団の活動による社会や環境へのポジティブな影響を定量的に測定し、その成果を示すことが目的です。
インパクトレポートの意義
インパクトレポートは、寄付者への透明性を確保するためだけでなく、広く社会に向けてミダス財団の取り組みを理解してもらうための重要な文書です。このレポートを通じて、ミダス財団が進める様々なプロジェクトの成果が明らかになり、今後の活動への期待が集まります。
特徴1: ステークホルダーの「顔」が見える
ミダス財団のインパクトレポートは、様々なステークホルダーの「顔」が見える形で構成されています。例えば、アジアにおける教育環境整備プロジェクトでは、実際にミダススクールに通う生徒、その家族、教育者のインタビューが掲載されています。また、特別養子縁組事業については、養親となった方々からのメッセージや、関連する専門家の意見も集めています。これにより、財団の活動がどのように多くの人々に影響を与えているかが分かりやすくなっています。
特徴2: 目標に対する現状提示
レポートでは、主要な3つの事業におけるインパクト測定管理(IMM)が行われています。この分析を通じて、社会課題の構造化や事業との関連性が説明されています。特に、各事業のアウトカム指標をインデックス化し、「ポジティブな人生選択の機会創出数」や「連携パートナー数」といった定量データを示しています。ミダス財団は、2050年までに1億人の人々へポジティブな人生選択の機会を提供することを目指しており、その現状を可視化することで 確固たる意志を示しています。
特徴3: 重要な対談記事
レポートには、ミダス財団の吉村代表理事とシブサワ・アンド・カンパニー株式会社の代表、渋澤健氏との対談も含まれています。この対談では、ミダス財団のユニークなアプローチについて議論が交わされています。
「ミダス財団の強みは、ミダスキャピタルや企業群との連携であり、これが次世代の社会課題解決モデルだと信じています」と吉村理事は言います。
「インパクトの可視化があることで、財団と企業の協力が本当に価値あるものになる」と渋澤氏も強調します。こうした会話が、より良い社会作りに向けたヒントを与えてくれます。
今後の期待と想い
「インパクトレポート2025」を通じて、社会事業に協力してくれる方々が増えることを期待しています。また、社会課題の当事者やミダス財団に興味を持つ方々とのコミュニケーションが広がることを願っています。
ミダス財団について
ミダス財団は、「全ての人々が自分の人生の選択を自由にできる社会」を目指しています。寄付金を主な財源とし、サステイナブルな社会貢献事業を展開しており、グローバルな課題解決に向けた活動を行っています。
会社概要
- - 名称: 公益財団法人ミダス財団
- - 代表: 吉村英毅
- - 設立年: 2019年
- - Webサイト: ミダス財団公式サイト
このインパクトレポートは、財団の継続的な発展を示すと同時に、多くのステークホルダーとの新たな出会いを期待させるものです。是非、ダウンロードしてご覧ください。