地域に愛されて60年！日之出商会の軌跡をたどる写真展

日之出商会の60年の歴史を振り返る写真展

埼玉県上尾市で創業60周年を迎えた有限会社日之出商会が、その軌跡を振り返る写真展を開催します。このイベントは9月29日、クリーニングの日に合わせてスタートし、全4店舗で行われる予定です。創業者の古川茂氏が新潟から東京へ移り住んだ時からの長い歴史を、地域の皆さんとともに懐かしい写真で振り返る機会となります。

創業から現在までの道のり

日之出商会は、1965年に上尾市内で創業されました。創業当初はわずか数店舗からスタートし、高度経済成長の波に乗りながら店舗数を一時は30店舗まで増やしました。しかし、1990年代のバブル崩壊やデフレの影響で、クリーニング業界にも変化が訪れることとなります。特に、若者を中心としたファストファッションの台頭により、安価な洋服が増え、クリーニングを利用するよりも新たに衣服を購入する傾向が強まりました。

2020年以降のコロナ禍では、テレワークの普及や自宅で洗える衣類のニーズが増加し、売上が3割減少。さらに燃料費の高騰がクリーニング業を直撃し、結果的に店舗数は現在の4店舗にまで減少しました。このような厳しい状況でも、日之出商会は地域のクリーニング店としての責任を果たし続けています。

衣類の重要性と公衆衛生

本記事で強調したいのは、クリーニング店が果たす公衆衛生の重要性です。「衣・食・住」の一部として、清潔に保たれた衣類は私たちの生活の基本。日之出商会は、ただのクリーニングサービスではなく「洋服を大切に扱うこと」の伝道師としての役割も担っています。古川社長は、「衣類のお手入れは環境にも優しく、サスティナブルな生活を支えるもの」と述べており、この理念を未来へつなげることを目指しています。

思い出の写真展の見どころ

開催される写真展は、日之出商会が刻んできた歴史や地域との関わりを深く知る貴重な機会です。来場者には、先着500名様に「大きなクリーニングエコバッグ」と「割引券」をプレゼントし、特に上尾本店では「めだかすくい & めだかプレゼント」という子ども向けの催しも行われます。これを機に、地域の人々が集まり、クリーニングの重要性を再認識できることを期待しています。

未来へ向けての進化

現在、日之出商会では「上尾本店」「桶川支店」「桶川マイン店」「騎西店」という4店舗を展開しています。店の外観は昭和レトロな雰囲気を残しながらも、クリーニング技術は最新のもの。今後も地域社会へ貢献しつつ、世代を超えて支持され続けるための「進化」と「深化」を目指して努力していきます。

日之出商会は、ただのクリーニング店以上の存在として、地域の大切な一部であり続けます。60周年を祝うこの機会に、ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。