日本代表選手団が決定!2025年エジプトでの世界選手権へ
特定非営利活動法人日本パラ・パワーリフティング連盟(JPPF)は、先日開催された「第8回チャレンジカップ京都」における競技結果を基に、日本代表選手団を発表しました。これにより、2025年10月11日から18日までエジプト・カイロで開かれる世界選手権への出場が確定しました。この大会は、2028年ロサンゼルスパラリンピックにつながる重要な試金石となります。
日本代表選手団は、指導者陣とともにとても意欲的なメンバーで構成されており、選手たちはそれぞれの競技に挑む姿勢を見せています。監督には吉田進氏が就任し、強化コーチや育成コーチも充実。このバックアップ体制の下で、選手たちは日々のトレーニングに励んでいます。
代表選手の紹介
日本の代表選手たちのプロフィールをご紹介します。選手たちの活躍は、パラ・パワーリフティングの可能性を広げ、多くの人々に感動を与えることでしょう。
女子選手
- - 61kg級: 桐生寛子
- - 79kg級: 田中秩加香(京西電機株式会社)
男子選手
- - 49kg級: 西崎哲男(株式会社乃村工藝社)
- - 54kg級: 市川満典(株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン)
- - 59kg級: 光瀬智洋(株式会社エグゼクティブプロテクション)
- - 65kg級: 奥山一輝(サイデン化学株式会社)
- - 72kg級: 樋口健太郎(株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン)
- - 80kg級: 大堂秀樹(SMBC日興証券株式会社)、日野雄貴(シンプレクス・ホールディングス株式会社)
- - 88kg級: 田中翔悟(三菱重工高砂製作所)
- - 107kg級: 佐藤和人
選手たちは、各自が抱く夢や目標を胸に挑戦を続けています。日野雄貴選手は「やっとスタートラインに立てた。ここから本当の勝負が始まる」と意気込み、田中翔悟選手も「少しずつ記録を伸ばしてきた。世界選手権でさらに記録を更新したい」と熱意を示しました。
公開合宿の実施
7月10日から15日まで、日本代表選手団による公開合宿が開催されます。ブラジル人コーチのジェファーソン氏を迎え、競技力向上を目的とした内容となっています。合宿最終日には公開イベントが設けられており、多くのメディアに取材の機会が提供されます。これにより、選手たちの成長を余すところなく観察できるでしょう。
ロスパラリンピックへの想い
2028年のロサンゼルスパラリンピックへ向けて、選手たちには明確な目標があります。そのためには、2025年世界選手権を含む一連の出場大会で良い成績を収める必要があります。各大会の結果がパラリンピックランキングに影響を与え、上位8位以内に入ることで出場権を得られます。一に道は険しくとも、選手たちは全力で挑む覚悟です。
JPPFの理念
「身体で生きるすべての人をエンパワー」というJPPFのメッセージは、多くの人に希望を与えるだけでなく、障がい者と健常者が共に支え合う社会の実現に向けた挑戦でもあります。パラ・パワーリフティングは、単に力を競うだけでなく、選手一人一人の挑戦の物語として広がりを持っています。選手たち、コーチ陣、そして応援する全ての人たちが一つになり、高い次元での共生社会を築くことが求められています。
選手たちの努力と情熱は、必ずや多くの人の「元気の源」となることを信じて、私たちはこの目標に向かっています。2025年世界選手権の結果が、次世代の選手たちと共生社会の実現に繋がることを心から願います。