サンスターが鈴鹿8耐に挑む
サンスターグループは、2026年に行われる「2026 FIM 世界耐久選手権 コカ・コーラ 鈴鹿8時間耐久ロードレース」のエクスペリメンタルクラスに、鈴鹿の「チームスズキCNチャレンジ」のために環境負荷を低減したブレーキディスクとブレーキパッドを提供します。こちらは3年連続の採用となり、特に今年はさらに進化した製品を提供する予定です。
環境への配慮を訴求するレース
「チームスズキCNチャレンジ」は、スズキ株式会社が掲げるカーボンニュートラルに向けた取り組みの一環として参加しています。この取り組みでは、サステナブルな燃料や環境性能向上に寄与する技術が注目されています。バイオ由来の燃料や、新たに開発されたタイヤ、オイル、カウルといった部品を使用し、2024年から本格的にレースに参戦しています。
サンスターのイノベーション
サンスターはスズキからの提案に賛同し、共同で環境対応型のブレーキシステムを開発しました。ブレーキディスクの製造過程において、熱処理を廃止することでCO2排出量を大幅に削減し、かつ優れた制動力とコントロール性を実現させています。この技術により、従来製品と遜色ない性能を維持しつつ、さらなる進化を遂げています。
具体的な技術の詳細
環境対応型ブレーキディスク
- - 熱処理の廃止:製造段階でのCO2排出を約50%削減。
- - 性能:摺動部分にディンプル小孔を採用し、パッドクリーニング効果を加え、クラックへの耐久性も向上。
環境対応型ブレーキパッド
- - 新しい開発:ブレーキディスクの熱処理を廃止した専用設計。
- - 特長:ブレーキの効きとコントロール性を維持しつつ、摩耗量を約15%削減した結果、低ダスト化を実現。
サンスターの歴史と業務展開
サンスターは1961年にオートバイ用ディスク部品に参入し、オートバイ各社にOEM部品を提供してきました。現在では、二輪レース用のブレーキディスクも開発しており、世界レベルで数々のレースチームに採用されています。
特に1993年からは市場向けのカスタム部品も展開し、国内外のオートバイメーカーと連携しながら、トップシェアを獲得しています。最新の「Type-OMEGA」シリーズの設計を受け継いだ「ワークスエキスパンド」シリーズは、特に二輪レースファンから高い評価を得ています。
サステナビリティへの取り組み
サンスターは、環境への負担を軽減するための長期的な目標を設定し、カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーを目指した取り組みを進めています。このような技術革新は、将来的な量産製品にも応用できることを意図しており、一般市販品の開発に向けた努力を継続しています。
結論
今年の鈴鹿8耐に参加するサンスターの取り組みは、技術革新と環境意識の共演を示すものです。サステナブルなブレーキ技術の進化を見守りたいと思います。