トリドールHD、丸亀製麺が牽引し過去最高益！海外事業も黒字化達成！

トリドールHD、過去最高益を達成！丸亀製麺と海外事業が成長を牽引

株式会社トリドールホールディングス（以下、トリドールHD）は、2023年第2四半期決算において、前年比約5倍となる過去最高益を達成しました。この好業績の背景には、国内事業の主力である丸亀製麺の堅調な成長と、海外事業における初の営業黒字化という2つの大きな要因があります。

国内事業：丸亀製麺の14カ月連続成長

丸亀製麺は、14カ月連続で前年比100％を超える売上高を記録しました。これは、客数増加と客単価の上昇によるもので、特に高単価のフェア商品が好調に推移しています。客単価は14カ月で5％上昇し、消費者の支持の高さがうかがえます。

さらに、トリドールHDは全国約800店舗を展開する強みを活かし、地域限定商品の開発にも力を入れています。エリアマーケティングに基づいた商品開発は、消費者のニーズを的確に捉え、高い評価を得ています。既存店売上高も12カ月移動平均で堅調に推移しており、国内事業の安定的な成長を支えています。

海外事業：黒字化達成と積極的な展開

海外事業は、今期初めてセグメント利益の黒字化を達成しました。これは、積極的な出店戦略と不採算店の閉鎖などのリストラ策によって実現した成果です。第2四半期には110店舗（M&Aによる取得68店舗を含む）の出店を果たし、5年前と比較すると50倍のスピードで事業を拡大しています。

今後の展開として、11月にはカンボジアへの出店を予定しており、インドネシアではハラール認証を取得済みで、イスラム圏への進出も視野に入れています。また、丸亀製麺以外の業態にも積極的に挑戦しており、「WOK TO WALK」をエクアドルに、「とん一」を台湾にそれぞれ出店するなど、グローバルな展開を加速させています。現在、30カ国・地域に展開しており、更なる拡大が期待されます。