和歌山県発明考案表彰で築野グループが栄冠を獲得！

令和6年度の和歌山県発明考案表彰において、築野グループ株式会社が見事2つの賞を受賞しました。同社の関連企業である「築野オレオケミカルズ株式会社」と「築野ライスファインケミカルズ株式会社」がそれぞれの革新技術を評価され、発明賞と創意工夫功労賞が授与されました。

受賞の詳細

築野オレオケミカルズ株式会社

- 受賞内容: 発明賞
- 発明名: 低粘度、高引火点の金属加工用基油の開発
- 特許番号: 6682032号
- 受賞者: 山本弥、島中島昇

この受賞は、金属加工用基油の革新的な開発に対する評価です。低粘度でありながら高い引火点を持つこの基油は、加工現場での安全性の向上と作業効率の改善を図ることが期待されています。

築野ライスファインケミカルズ株式会社

- 受賞内容: 創意工夫功労賞
- 発明名: 米ぬか由来鉱物（マグネシウム）の抽出法の確立とその用途開発
- 受賞者: 木村好伸、仲村紀夫、森田尚宏

この賞は、米の精製過程で得られる米ぬかから鉱物成分であるマグネシウムを効率的に抽出する技術の確立に対するものです。この技術は医療や化粧品など幅広い分野での応用が期待されており、原材料の有効利用に寄与しています。

和歌山県発明考案表彰について

和歌山県が主催する「和歌山県発明考案表彰」は、科学技術の進歩に貢献した個人や団体を称える重要なイベントです。優れた発明や考案を表彰することで、地域産業の振興や県民生活の向上を目指しています。

表彰式は2025年2月18日（火）に和歌山県庁本館4階正庁で行われる予定で、受賞者や関係者のみが出席する形で開催されます。

築野グループの取り組み

築野グループ株式会社は、米ぬかの研究を長年続けています。精米時に発生する米ぬかを原料として、こめ油事業、ファインケミカル事業、オレオケミカル事業の3つを展開し、食品や化学、医療、化粧品など多岐にわたる分野での活用が進められています。また、オレオケミカル技術を応用して廃食用油のリサイクルも行っており、資源循環型社会の実現を目指しています。