水戸芸術館での高校生ウィーク2025開催をお見逃しなく!
水戸芸術館現代美術ギャラリーにて、2025年3月8日から4月6日まで「高校生ウィーク2025」が開催されます。このイベントは、1993年に始まった高校生を対象とした展覧会の一環で、今年は特に多世代を対象にしたプログラムを充実させています。若者が主体となって運営する「カフェ」は、ギャラリー内で自由に利用できる空間として登場します。
無料で楽しめる「喫茶 光の粒」
高校生ウィークの目玉として、ギャラリー内に設けられる「喫茶 光の粒」があります。この無料カフェでは、読書や工作を楽しむことができ、高校生だけでなく誰でも自由に利用できます。平日は午後2時から6時まで、土日祝日は午前11時から午後6時まで開かれています。入場は高校生以下は無料ですが、一般の方は展覧会入場料900円が必要です。
魅力的なプログラムの数々
1. ZINEライブラリー
「スペース」「交」をテーマに、一般から募集したZINE(小冊子)やおすすめの作品を展示します。若い世代が新しい視点で制作した作品に触れることができます。
2. 造形実験室@カフェ
工作や裁縫の素材や道具が用意されており、参加者は自由に工作を楽しめます。自分の手で何かを作り上げる喜びを味わうことができるでしょう。
3. にぎっぺ娘の「にぎたろー」
水戸啓明高等学校の生徒たちによる「にぎたろー」の紹介コーナーも設けられます。触って楽しむことのできるこの作品は、学生たちの創意工夫が感じられる一品です。
4. 昭和の水戸を振り返る
昭和時代の水戸の街並みを写した8ミリフィルムを鑑賞できるコーナーも。昔の風景を懐かしむ貴重な体験が待っています。
特別プログラムも盛りだくさん
高校生ウィーク中には、特別なイベントも数多く予定されています。例えば、3月29日と30日に開催される「ZINEをもっと楽しむ二日間」では、ZINEや古本の販売も行われます。さらに、アートとケアをテーマにした「ブリッジカフェ」では、シニア世代やそのケアを行う方々との交流も促進されます。
アーカイ部の復活
また、「高校生ウィーク」の20周年を記念して発足した「アーカイ部」も活動を再開します。参加者は「生活史」をテーマにしたワークショップに参加でき、コロナ禍の体験を踏まえて自らの記憶を振り返る機会となるでしょう。
現代美術ギャラリーでの展覧会
高校生ウィーク期間中には、近藤亜樹の展覧会「我が身をさいて、みた世界は」も同時開催されています。この展覧会は5月6日まで鑑賞可能で、視覚的に印象的な作品が揃っています。
この高校生ウィーク2025は、若者から多世代に向けた新たなアート体験の場です。ぜひこの機会に水戸芸術館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。