SmartHRがID管理機能で情シス領域に参入!業務効率化とセキュリティ向上を実現する「IdP機能」を提供開始
株式会社SmartHRは、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」のホーム画面から企業が導入している外部クラウドサービスにワンクリックでログインできる「IdP機能」を2024年7月25日より提供開始しました。
この機能は、「SmartHR」のIDとパスワードを利用して外部クラウドサービスにログインできるため、従業員のログインの手間やパスワード管理の負担を軽減し、企業の業務効率化とセキュリティ向上に貢献します。
クラウドサービス導入増加に伴う情報システム部門の負担増加
リモートワークの浸透やDXの推進により、企業のクラウドサービス導入数は年々増加しています。多くの企業が業務効率化や生産性向上を目的に、複数のクラウドサービスを利用しています。しかし、各サービスのID・パスワード管理やアクセス管理など、情報システム部門の業務負担は増加傾向にあります。
さらに、人事部門と情報システム部門間での情報連携の課題も存在します。従業員の入社・異動・退職に伴うアカウント管理やアクセス権限の変更などを、両部門で共有する際に、表計算ソフトなどを利用しているケースが多く、データの更新や共有の効率化が課題となっています。
業務効率化とセキュリティ向上を実現する「IdP機能」
「IdP機能」は、「SmartHR」にログイン後、同じID・パスワードで各クラウドサービスにワンクリックでログインできる機能です。従業員は、業務開始時に「SmartHR」にログインするだけで、必要なクラウドサービスにアクセスできます。
管理者側では、「SmartHR」に蓄積されている従業員データを利用することで、従業員の入社・異動・退職などに合わせて、アクセス権の付与・変更・停止を自動で行うことができます。退職時には、「SmartHR」の従業員ステータスに基づいて、外部からのログインを自動的に制御します。
従業員は「SmartHR」のID・パスワードのみを管理すればよいため、パスワード忘れに関する問い合わせが減少し、情報システム部門の業務効率が向上します。また、パスワードの使い回しを防ぐことで、パスワード漏洩のリスクを軽減し、セキュリティ強化にも繋がります。
今後の展開
SmartHRは、「IdP機能」を皮切りに、従業員データの価値を最大限に発揮するため、外部サービスとの連携を強化していく予定です。将来的には、「SmartHR」を各クラウドサービスのアカウントのマスターとして利用できるように、雇用形態別課金の導入や、入社・異動・退職など従業員のライフサイクルに合わせたアカウントの自動作成・削除機能、アカウントの棚卸し機能などの展開を予定しています。
クラウド人事労務ソフト「SmartHR」について
「SmartHR」は、労務管理クラウド6年連続シェアNo.1のクラウド人事労務ソフトです。採用管理から内定者の雇用契約、入社手続き、年末調整など、多様な労務手続きをペーパーレス化し、データを蓄積します。さらに、蓄積された従業員データを利用した「人事評価」「従業員サーベイ」「配置シミュレーション」「スキル管理」などのタレントマネジメント機能を提供することで、組織の活性化や組織変革を推進し、生産性向上を支援しています。
「SmartHR」は、企業の生産性向上を後押しし、すべての人が働きやすい環境づくりに貢献します。