バングラデシュの新しい教育システム: オープンバッジサービスの開始
株式会社ネットラーニングホールディングスが、2026年1月から南アジアのバングラデシュでオープンバッジの発行サービスを開始することを発表しました。この取り組みは、日本の国立情報学研究所が開発した教育プログラム「トップエスイー」の手法を取り入れたバングラデシュ版「B-TopSE」研修の修了者を対象としています。これにより、バングラデシュのIT教育に新たな風を吹き込むことが期待されています。
B-TopSE研修の特徴
B-TopSE研修には、アーキテクチャやアジャイル、クラウドなど多彩なコースが用意されており、それぞれに特化した講師育成研修や実務者向けのプログラムなどが整備されています。修了者には、各コースに応じた異なるデザインのオープンバッジが発行されます。特に講師育成研修を修了した方には、現地のエンジニアを指導できる能力を証明する「Trainer Level」が認定されることとなります。このオープンバッジは、バングラデシュ国内で初めてのものであり、大きな意義を持つとされています。
プロジェクトの背景と意義
現地のパートナー企業であるBacBon社との連携により、オープンバッジの発行から運用に至るまでの包括的なサービス体制が築かれました。このプロジェクトは、独立行政法人国際協力機構(JICA)バングラデシュ事務所が実施しているIT人材育成プロジェクトとも密接に関連しており、バングラデシュのICT産業の国際競争力を高める重要なステップと位置付けられています。
JICAは国立インドネシア大学と協力し、サイバーセキュリティに関する研修でもオープンバッジを発行する予定です。これにより、技能の証明が国際的に認知された形で提供されるようになり、修了者のキャリア形成を直接支援するだけでなく、バングラデシュの教育の質向上にも寄与することが期待されています。
今後の展望
ネットラーニンググループは、オープンバッジを通じて学習成果の可視化を図り、人材育成の場を提供することを目指しています。さらに、大学関係者や教育機関を対象にしたオンラインセミナーの実施も予定しており、ダッカ大学なども含め、大学や企業でのオープンバッジの導入を推進していくという方針です。
バングラデシュでのオープンバッジ発行の開始は、既に日本や韓国で広く普及している他、インドネシアやベトナム、タイ、マレーシア、台湾などへ拡大していくネットワークの一部となることが予想されます。世界では300百万枚以上のオープンバッジが発行されており、南アジアでも本格的に活用が始まりました。
教育の未来を切り拓く
最後に、ネットラーニンググループは今後もオープンバッジを利用して国境を越えた教育の価値向上に貢献し、学習者がより質の高い教育と機会にアクセスできる環境を提供し続けていきます。これにより、バングラデシュのICT教育の質がますます向上することが期待され、このプロジェクトは新たな時代の教育システムの構築に寄与することでしょう。