五十嵐冷蔵、ベトナムに現地法人設立と冷蔵倉庫新設を発表

五十嵐冷蔵、ベトナム現地法人設立と冷蔵倉庫新設の詳細

五十嵐冷蔵株式会社が、ベトナムのタイニン省に100%出資の現地法人を設立したことをお知らせします。設立日は2024年11月となり、さらに2025年12月には冷蔵倉庫新設に向けた地鎮祭を執り行いました。今回のプロジェクトは、2027年6月の竣工を予定し、2026年1月より着工に入ります。

これは、日本国内の冷蔵倉庫事業に加え、国際的な展開を目指す五十嵐冷蔵にとって重要なステップです。これまでにも、タイに3つの冷蔵倉庫を運営し、アジア市場での地位を確立してきましたが、特に人口約1億人を抱えるベトナムは、若年層が多く、今後の食品流通の拡大が期待されています。この現地法人設立により、ベトナム市場への進出が加速し、日本国内での業務にもプラスの効果をもたらす見込みです。

現地法人の詳細

新設される現地法人の名称は「IGARASHI VIETNAM COMPANY LIMITED」であり、その設立総資本金は約28億円（473,000百万ベトナムドン）です。また、代表取締役社長には、清水寛之氏が就任します。同法人は主に冷蔵倉庫業と利用運送業を展開する予定です。

所在地は、タイニン省カンジュオク県のロンハウ工業団地内で、今後さらなる事業展開が期待されます。

冷蔵倉庫の新設

冷蔵倉庫は、敷地面積36,600m²（約11,090坪）、延床面積18,556.56m²（約5,623坪）、建築面積は16,160.12m²（約4,897坪）という大規模な施設となります。収容能力は約22,000パレットを予定し、主な設備には自動ラックや急速凍結設備、エネルギー効率の高い冷凍機、さらには太陽光発電設備も設置される予定です。このような先進的な設備により、効率的で環境にも配慮した倉庫運営を実現していきます。

地鎮祭の実施

地鎮祭は2025年12月9日に実施され、五十嵐冷蔵の役員を含む約50名の関係者が参加しました。その中には在ホーチミン日本国総領事やホーチミン商工会議所会頭、地元の関係者、建設業者、金融関係者なども含まれており、今後のプロジェクトの成功を祈願しました。より良い関係を築き、地域に貢献することで、五十嵐冷蔵の国際的な成長が期待されています。