最近、東京都五反田に新たなオフィスビル「五反田アレー」が誕生しました。このプロジェクトは、ミガロホールディングスのグループ会社であるDXYZ株式会社が手がけたもので、第一生命保険や相互住宅と協力して、革新的な顔認証プラットフォーム「FreeiD」を導入しています。この取り組みにより、今までにない“オール顔認証のテナント向けオフィスビル”が実現しました。
「FreeiD」は、入退場、本人確認、決済といった日常生活の様々なシーンで利用可能な顔認証サービスで、これまでマンションやテーマパークなどで広く展開されてきました。そして、第一生命の所有するビル一棟に対して、顔認証システムを完全に導入するのは、五反田アレーが初めての試みです。この新たなオフィスは、カードを一切持たずに、顔だけで勤務ができる新しい働き方を提供しています。
このプロジェクトの背景には、第一生命のビルリニューアルに対する意欲と、DXYZの顔認証プラットフォームとの親和性があります。五反田アレーを第一号案件とすることで、デジタルとリアルの融合を進め、新たな価値を創出する動きを加速させる狙いがあります。さらに、2025年には築地で建設中の賃貸マンション「プライマル築地」においても、鍵を持たずに生活できるオール顔認証マンションを実現予定です。
DXYZのCEOである木村晋太郎は「顔認証により、日常の動作をスムーズにし、ユーザーに新しい利便性を提供したい」と語っています。将来的には、顔認証を用いた様々なサービスが展開され、さらにリアルな世界とデジタルの世界がつながる未来を目指しています。
「FreeiD」のユニークな特徴は、登録された顔情報を使って、様々なサービスを一つに融合することです。例えば、入退場時に顔認証を通過するだけでなく、買い物や公共サービスの利用時も、顔だけで簡単に手続きが行えます。また、現在進められている「FreeiD Pay」では、顔認証決済が可能になり、ますます便利な生活を提供する方向に進んでいます。
このように、五反田アレーの導入は、ただのオフィスビルにとどまらず、顔認証という斬新な技術を搭載した新たな商業空間の実現を目指しています。今後、DXYZはスマートシティの実現に向け、顔認証を核にした新しいビジネスの創造へと邁進するであろう。
DXYZ株式会社は、東京都新宿区に本社を構え、2020年に設立された企業です。取締役社長の木村晋太郎を中心に、様々なデジタルトランスフォーメーション(DX)事業を推進しており、特に顔認証の分野での実績を積んでいます。顧客のニーズに応じたシステム開発や、DX推進支援事業を通じて、リアルな世界での利便性を向上させる取り組みを続けています。今後の展開にも、大いに期待が寄せられています。