インドネシアとの新たなパートナーシップ締結
店舗流通ネット株式会社は、インドネシア共和国の西ジャワ州ボゴール県と新たなパートナーシップ契約を結びました。この契約により、インドネシアの地方自治体と連携し、外食業の特定技能在留資格取得を目指す人材の募集が行われます。さらに、現地の職業訓練学校や大学と協力しながら「外国人材教育エコシステム構築」プロジェクトを始動し、参加企業の公募もスタートしました。
プロジェクト概要
本プロジェクトは、外食分野で特定技能在留資格取得を希望する人材に対して、独自の日本語会話教育および店舗経営に関する知識を提供することを目指しています。具体的には、来日後に特定技能2号を目指す優れた人材を育成します。教育内容は、単なる日本語の授業にとどまらず、動画やゲームを利用したプログラムを通じて、日本語会話力を強化し、さらに店舗管理に必要な知識も習得させるものです。この「エコシステム」は、発展途上国と先進国の社会課題解決に貢献し、SDGsの達成にも寄与します。
着眼点
人材と教育の融合
インドネシアの現地では、さまざまな教育機関が協力し、「日本人教師不在の日本語教育」を実現します。特に、日本語教育には試験対策や会話力が求められ、オンラインやゲームを活用したアプローチも取り入れます。
雇用を支える仕組み
また、インドネシアの人材は「特定技能1号」で来日後、「特定技能2号」の試験準備も行います。長期的な就労を見越し、帰国後の進出支援も視野に入れ、持続可能でやりがいのある雇用を提供することが目標です。これらの取り組みは、当地の経済成長や働きがいを促進します。
パートナーシップの意義
日本では生産年齢人口の減少が進んでおり、2050年には約30%減少すると予測されています。これを背景に、店舗流通ネットは外国人材の受け入れを強化し、特に外国人の特定技能採用が拡大しています。このままでは、日本の外食業界は優秀な人材の流出や集中が起こる可能性があるため、ポテンシャル採用の促進が求められています。
店舗流通ネットのビジョン
店舗流通ネットは、特定技能2号の人材育成に注力し、日本での雇用機会を多くの外国人材に提供することを目指しています。これにより、日本の外食業の発展に多大なる貢献をしていく所存です。現在、外食業の特定技能は幅広い業種に対応可能で、持ち帰り専門店からケータリングサービスまで、さまざまな分野で活躍の場を提供しています。
TRNグループの紹介
店舗流通ネットは、さまざまなビジネスモデルを展開し、「明日の街、もっと楽しく。」というスローガンのもと、地域社会とのつながりを大切にしながら多店舗展開支援事業を進めています。東京都港区に位置する同社は、今後も日本国内外での飲食業のさらなる発展に力を入れていくことを見込んでいます。
終わりに
仲西裕紀HR事業責任者は、今回の契約締結にあたり、多くの外国人材に雇用機会を提供し、彼らのキャリア形成を支援する意気込みを示しています。今後も、店舗流通ネットは夢を持つ人々の可能性を広げていく活動を続けていく考えです。