静岡県では、産業の振興を目指し、富士工業技術支援センター内に「CNFラボ」を設置しています。このラボは、セルロースナノファイバー(CNF)を活用した製品の開発を支援し、入居企業との共同研究を推進する場となっています。CNFとは、木材等から得られる繊維をナノサイズまで微細化したもので、バイオマス素材として注目されています。
今年も新たな入居企業の募集が始まりました。募集期間は令和6年の10月1日から10月31日まで。この機会に、最新の技術をもとにした製品開発を希望する企業は参加を検討してみてはいかがでしょうか。
募集する新規入居企業は、CNFやその関連技術を用いた事業化を考えている企業様に理想的です。入居企業は、技術支援や研究開発だけでなく、他の企業と連携する機会も得られ、最新の技術動向を知ることができます。
また、ラボ内では先進的な機器や施設が整っており、例えば、CNFの製造装置や検査装置などが導入されています。これにより、入居企業は自身の研究開発を効率的に進めることが可能です。
共同研究の形式も柔軟で、入居企業のニーズに応じたサポートが提供されます。そのため、特定のプロジェクトやテーマに基づいた研究を行うことができ、自社の商品開発に役立てることができます。
CNFは、持続可能な材料としてのポテンシャルが非常に高く、様々な分野での応用が期待されています。特に、紙、プラスチック、建材、自動車の部品など、あらゆる産業への展開が可能なので、入居企業にとっては大きなビジネスチャンスです。
静岡県はこのような企業を支援するために、技術的なバックアップや資金面でのサポートを行っており、地域経済の活性化を目指しています。新たな事業展開をしたい企業、または新しい技術に挑戦したいと考えている企業は、ぜひこの応募の機会を逃さないでください。
詳しい応募要項や手続きについては、富士工業技術支援センターの公式サイトをご覧いただくか、直接問い合わせを行ってください。新規入居企業の皆様の応募を心よりお待ちしています!