KEENが資生堂『マキアージュ』のSNS施策に成功
生成AIを活用した「界隈マーケティング」を提供するKEEN株式会社が、資生堂のメイクアップブランド『マキアージュ』のSNS施策において大きな成果を上げました。KEENは界隈で影響力を持つ発信者に商品体験の機会を提供し、その結果、UGC(ユーザー生成コンテンツ)のインプレッション数が約5倍にまで増加しました。この成功の背後には、KEEN独自のデータベース「KEEN界隈DB」を駆使した戦略があったのです。
施策の背景
現代では、SNS上の情報が山のように溢れています。そのため、従来の一律な商品体験の提供方法では、ユーザーの投稿が埋もれてしまうことが珍しくありません。特に美容に関心があるユーザーは、自分と同じ興味や悩みを持つコミュニティ(界隈)内で情報を収集し、購入判断を下す傾向が強まっています。このため、特定の界隈への細やかなアプローチが重要になってきています。そこでKEENは、「受け手に深く届く文脈」を重視し、ブランドが直接コントロールできない、ユーザーの言葉で伝えるリアルなUGCの創出を目指しました。
施策の具体的内容
KEENは自社の「KEEN界隈DB」を利用して、どのキーワードや文脈が反応を引き出しやすいのかを分析。対象商品との親和性が高い界隈を特定し、さらにその中で影響力のあるクリエイターに対して個別にアプローチしました。一般的なフォロワー数ではなく、リアルな影響力を持つユーザーを見定め、彼らに商品体験を提供。過去の発話スタイルに合わせたアプローチにより、広告としてではなく、「彼ら自身の言葉」で自然に商品を紹介してもらえる環境を整えました。
施策の成果
この施策の結果、UGCのインプレッション数は従来の自然発生的な投稿と比較して約5倍に増加。その影響力の裏には、界隈内での信頼関係による発信があったため、受け手に届きやすく、ブランドの認知拡大や好意度向上に大きく貢献しました。
資生堂ジャパンの担当者は、KEENからの界隈分析を通じて、ギフティングから産まれたUGCの質が非常に高いことを強調し、オーガニック投稿と遜色ない結果を生んだ点を評価。KEENによる新たなアプローチの成功が話題となりました。
KEENそして資生堂からのコメント
KEEN株式会社の代表取締役、小倉一葉氏は、マキアージュが多くのファンに支持されていること、さらにSNS上での幅広い興味を持つ界隈が存在していることを指摘しました。今回の施策は、ポジティブな体験が高いインプレッションを獲得できることを示しており、その重要性を強調しました。加えて、UGCのインプレッションが企業の予算で直接得られる広告とは異なり、生活者の共感やシェアによって形成される価値を持つことが強調されました。新たに得た洞察を基に、KEENは企業がまだ出会えていない生活者との接点を見つけ出し、価値ある人々に情報が届く新たなマーケティングの道を切り拓くことを目指しています。
KEENの界隈マーケティングサービスについて
KEENは、ユーザー同士のつながりを軸にした界隈マーケティング支援サービスを展開しています。SNS上の大量の投稿データを生成AIで解析し、データドリブンなアプローチを通じて、効果的なUGCを生み出す手助けをしています。これまでにも、資生堂やコーセーなど多くの化粧品会社がこのサービスを活用しています。
まとめ
今後もKEENは、企業がなかなか出会えない生活者との接点を発見し、マーケティングの新たなスタイルを提案していくことでしょう。SNS時代のマーケティングにおける成功事例として、KEENのアプローチは注目に値します。