ASIBAが東京都のスタートアップ支援事業に参加
一般社団法人ASIBAは、東京都が主催するスタートアップ支援展開事業「TOKYO SUTEAM」において、協定事業者として選ばれることが決まりました。この取り組みは、今後18か月間にわたり、「建築・デザイン・アート」などの領域で新たな可能性を引き出すことを目指しています。
この支援事業は、東京都が掲げる「未来を切り拓く10×10×10のイノベーションビジョン」を実現するため、多様なプレイヤーが持つアイデアやネットワークを活用し、スタートアップの創造と成長を促すことが目的です。特にASIBAは、建築や都市領域に特化した新しい視点での支援を行い、スタートアップの裾野を広げることに貢献しています。
ASIBAのこれまでの取り組み
これまでASIBAは、日本初の学生向け建築インキュベーションプログラムを実施し、アイデア創出からプロトタイプの構築支援や大手企業とのコラボレーションを行ってきました。現在、14の大学から85名の学生が参加するこのプログラムでは、アントレプレナーシップの精神に基づいたプロダクトアイデアを社会に実装するためのプロジェクトが進行中です。これにより、スタートアップの多様性を高める成果を上げています。
今後は「建築・デザイン・アート」という領域に広がりを持たせ、アントレプレナーシップ教育と新たな機会の提供を推進していきます。これにより、若手学生達がスタートアップに参画することが自然な選択肢となる社会の実現を目指しています。
「TOKYO SUTEAM」の全体像
「TOKYO SUTEAM」とは、東京都が掲げた「Global Innovation with STARTUPS」に基づき、挑戦を行うスタートアップに対して、多様な支援者が連携し、支援のネットワークを構築する取り組みです。この事業は、スタートアップエコシステムの強化を通じて、東京から新たなベンチャー企業を創出し、その成長を促進するプラットフォームとなります。
具体的には、ASIBAは以下の3つのプログラムを新たに設置し、スタートアップの多様化を図ると共にエコシステムの強化を目指します。
1. スタジオ形式の産学連携プログラム
2. デザイン実装コンペ
3. クリエイティブ・コミュニティ構築プログラム
行政との連携による実証実験
実証実験を実施するための新たな仕組みとして「TOKYOフィールド連携」を展開し、行政との協力によってプロジェクト開始の障壁を下げていきます。「行政をファーストカスタマー」と位置付け、スタートアップが自らのアイデアを試す場として活用します。
このように、ASIBAは協定事業を通じて、建築・デザイン・アートの分野における新世代の革新を支援し、若手のクリエイティビティを最大限に引き出す取り組みを続けていきます。これにより、機会の平等を促進し、多様な才能が輝ける社会を目指します。
まとめ
ASIBAは、これからの時代に必要とされるスキルを持つ若者を育成し、少しでも多くの人が創造的な挑戦をできるよう環境を整えていきます。スタートアップの一時的な流行ではなく、持続可能な社会を築くために、私たちはこの新たな挑戦に全力で取り組んでいきます。