ときわ動物園
2016-01-27 16:03:05
自然の営みを再現したときわ動物園がグランドオープン
自然の営みを観察できる新しい動物園 - ときわ動物園
山口県宇部市に新たにオープンしたときわ動物園は、ただの動物園ではありません。ここでは、世界中の動物の生息環境が忠実に再現され、訪れる人たちが自然のままの動物たちの姿を楽しむことができます。特に特徴的なのは、“生息環境展示”という取り組みで、動物たちが本来の行動を発揮できるように工夫されています。
昨年の3月にはアジアの森林ゾーンが先行オープンし、すでに多くの来園者から好評を得てきました。このゾーンでは、トクモンキーの餌を現地の食生活に近い内容に変更し、その健康状態が改善されたことでも話題になっています。動物たちには良好な環境が用意されており、五感で楽しむことができます。
多彩な展示ゾーン
ときわ動物園は大きく分けて5つのゾーンで構成されています。アジアの森林ゾーンだけでなく、中南米の水辺ゾーン、アフリカの丘陵・マダガスカルゾーン、山口宇部の自然ゾーン、そして学習施設ゾーンが包括されています。これにより、多様な動物種が観察可能です。
特に注目すべきは、中南米の水辺ゾーンです。ここではパンタナール湿原の水辺を再現し、イカダを使ってコモンリスザルが暮らす浮島に上陸し、その生活を間近で観察できます。このユニークな体験は、一般的な動物園では味わえないものとなるでしょう。
珍しい動物たち
ときわ動物園では、現在国内での飼育が少ない種も含めて、霊長類中心の非常にユニークな動物たちを多数保有しています。なんと、飼育数が国内最多の動物が5種もいるのです。特にシロテテナガザル、ボンネットモンキー、パタスモンキー、ハヌマンラングール、ハイイロペリカンといった珍しい動物たちを見ることができます。
環境展示の先駆者
動物園の設計には、生息環境展示の第一人者である若生謙二さんが関わっています。彼は野生の生息地を直接調査し、その結果を積極的に反映させることで、動物たちが自然に近い生活を送れる環境を作り上げました。アジアの森林ゾーンでは特にハイビジョンのように活発に動くシロテテナガザルの姿を見ることができます。
特別展示とイベント
オープン時には「ふしぎの島マダガスカル展」も開催されます。この展覧会ではマダガスカル固有の動植物についての知識を深めることができ、子どもから大人まで楽しめる内容となっています。また、グランドオープンを記念したシンポジウムも行われ、動物園の魅力や生物多様性について語られる予定です。
終わりに
ときわ動物園は、自然環境の中で動物たちを観察することができる貴重な場所です。動物だけでなく、それを取り巻く環境や体験も提供しており、まさに集客効果も抜群です。ぜひ、家族や友人と一緒に訪れ、この新しい動物の世界を探索してみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
-
山口県宇部市
- 住所
- 山口県宇部市常盤町7番1号
- 電話番号
-
0836-31-4111