築野グループの最新研究が光る!
築野グループ株式会社(和歌山県の本社所在地)の創造性と革新性が、2025年12月に開催される「第3回 日本化粧品技術者会学術大会」で際立ちます。この重要なイベントでは、同社が開発した新たな素材の効果に注目が集まっています。
学術大会の概要
日本化粧品技術者会(SCCJ)が主催するこの大会は、化粧品技術に関する国内最大級の学術イベントで、各会社や研究者が最先端の研究成果や技術を発表し、相互に学び合う場としての役割を果たします。大会は2025年12月8日から10日まで、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜ノースで開催されます。また、会長には吉田克典氏が就任しており、今後の化粧品産業の可能性を広げる重要なプラットフォームとなるでしょう。
発表される演題内容
演題番号 P2-04:米ぬか由来リン酸マグネシウムの機能性
築野グループが開発した米ぬかから得られるライスマグネシウム(表示名称:リン酸マグネシウム)の発表が期待されています。これは、マグネシウムを塗布することで美容効果をもたらすことが報告されています。本製品は、キメやシワの改善に成果を上げており、加えてアンモニアや酢酸に対する脱臭効果も確認されています。これらの結果は、化粧品産業における新たな選択肢を示唆しています。
演題番号 P2-64:コメヌカ油脂肪酸フィトステリルの応用
さらに、米ぬかから抽出した成分を用いた新しいメイクアップ製品の開発が進んでいます。ライステロールエステルは、スキンケアのみならず、メイクアップ化粧品への応用も視野に入れた革新的な素材です。この研究ではリキッド化粧下地、アイシャドウ、リップスティックの3種を企画し、その機能性についてテストが行われました。その結果、毛穴を目立ちにくくする、色持ちを改善する、さらには肌のバリア機能を向上させる効果が確認されており、今後の化粧品市場に大きなインパクトを与える可能性があります。
会社の展望
築野グループは、古来から健康と美容の象徴とされる“米ぬか”を探索し、これを用いた革新的なプロダクトを展開してきました。「こめ油製造事業」「ファインケミカル事業」「オレオケミカル事業」の3つの事業分野を有し、今後も化粧品業界へ新しい風を吹き込むことが期待されています。
築野グループは、オンラインショップを含む多様な販路を通じて、より多くの方々にその製品を届けています。新たな研究成果に背中を押され、今後は更なる成長が期待されます。
是非、2025年の大会において築野グループの発表にご注目ください。