JR九州ホテルズが身だしなみルールを緩和
福岡県福岡市に本社を置くJR九州ホテルズ株式会社が、従業員がより自由に楽しく働ける環境づくりを志向し、身だしなみルールの緩和を発表しました。これは、ゲストエンゲージメントの向上や多様な人材の採用を強化するための施策です。この新しいルールは、2023年8月1日より実施され、従来の固い規制を払拭することを目指しています。
自主性と自律力を重視した新方針
新たな身だしなみルールでは、清潔感を保つことを前提に、従業員自身の自主性を重んじ、細かな規則設定は避けることとされています。このアプローチにより、従業員は自分のスタイルを持ち込みやすくなり、仕事に対するモチベーション向上が期待されています。さらに、ジェンダーレスの観点から、これまでの男女別のルールを撤廃。性別による制約をなくすことで、すべての従業員が自分らしさを十分に発揮できる環境を整えています。
新しいルールの具体例
新たに設けられた身だしなみルールのいくつかを以下に示します:
- - 髪型は、個性的でない限り自由。長髪の場合は後ろでまとめる必要があります。
- - 髪色については、ヘアカラースケール12までの色味が許可されており、地毛はこの限りではありません。
- - ジェルネイルやマニキュアは、肌に合った自然な色を選び、控えめな装飾が求められます。
- - スニーカーやフラットシューズ、ストラップ付きパンプスも許可されています。
- - ピアスやネックレスも装着が認められていますが、大きさには一定のルールがあります。
これらの改定により、従業員の身だしなみや表現の幅が広がり、職場での個性の発揮が促進されます。
多様性を認め合う企業文化の醸成
JR九州ホテルズでは、様々なバックグラウンドを持つ外国籍の従業員が活躍しています。多様な文化や価値観を尊重する企業風土を醸成することで、外国人従業員もより働きやすい環境が整っています。これはインナーホスピタリティを高め、結果としてお客様へのおもてなしの質を向上させることにつながります。企業のポリシーである「また会いたくなる場所へ」の実現に向けて、お客様との心温まるふれあいを大切にし、従業員一同がその使命を果たす努力を続けていく所存です。
結論
JR九州ホテルズの身だしなみルールの緩和は、従業員に自分らしさを表現する機会を提供するだけでなく、企業全体が多様性を認め合うカルチャーの構築に寄与するものです。この取り組みが、業界全体に良い影響をもたらすことが期待されます。今後も魅力的な職場づくりを進め、より多くの人が集まる企業となることを目指します。