ロマンスカーミュージアム、鉄道会社初の「登録博物館」に！地域活性化への貢献も期待

鉄道会社初！ロマンスカーミュージアムが「登録博物館」に認定

2024年6月21日、小田急電鉄株式会社が運営するロマンスカーミュージアム（神奈川県海老名市）が、鉄道会社として初めて「登録博物館」に認定されました。これは、博物館法で規定される神奈川県所管の登録であり、資料の収集・保管・展示・調査研究の体制などが評価された結果です。

博物館とは、歴史・科学博物館から美術館、動物園、水族館まで、多様な施設を包括的に指します。2021年10月時点で、全国には5,771館の博物館が存在し、そのうち15%にあたる911館が登録博物館です。ロマンスカーミュージアムは、学芸員や職員配置、施設・設備、年間開館日数などの観点から審査を受け、登録博物館として認められました。

登録博物館としての役割と今後の展望

今回の登録により、ロマンスカーミュージアムは、資料保管や運営における質の高さを証明することができました。これにより、他の登録博物館との連携を強化し、資料の貸し借りや共同展示などが容易になります。さらに、動物園や水族館など、異なるジャンルの博物館との連携も視野に入れ、より多様なコンテンツを提供していく予定です。

登録博物館には、調査研究に基づく情報発信に加え、「地域の創生、活性化の貢献」という重要な役割が求められます。ロマンスカーミュージアムは、地域交流の機会増加や多文化共生の促進などを通して、地域活性化に貢献していくことを目指しています。

文化庁の支援も視野に入れ、誰もが楽しめるミュージアムへ

今後は、文化庁からの博物館関連支援も活用し、学芸員によるガイドツアーの機会増加や多言語による情報発信などを推進することで、誰もが学びを楽しめるミュージアムを目指します。また、自治体や学校との連携を強化し、表現の場を提供することで、地域コミュニケーションの場を創出し、地域活性化に貢献していきます。

ロマンスカーミュージアムは、登録博物館としての新たな章を迎え、地域社会にとってかけがえのない存在として、さらなる発展を遂げていくことでしょう。