新たな時代の新聞製作を支えるAI校正支援サービス「Typoless」
株式会社朝日新聞社が自社開発した文章校正AI「Typoless」は、新聞製作の中核を担う統合編集システム「marche」の校正支援に本格的に導入されました。この導入は、全社的なAI活用推進の一環として行われ、特に報道の最前線における正確かつ迅速な情報発信を実現するための重要なステップです。
導入の背景
朝日新聞社では、業務のあらゆる面でのAI利活用を進めるため、全社横断的な「AI委員会」を設置し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に推進しています。これにより、従来のルールベースの校正ソフトでは捉えきれない難解な文脈や、時代とともに変わる言葉の用例に即座に対応できるAIシステムを求めていました。特にジェンダー表現への配慮など、社会の動きに敏感に反応できる仕組みを目指し、「Typoless」への切り替えが決定されたのです。これにより、業務効率のみならず、記事の品質向上も図っています。
Typolessの機能とは
「Typoless」は、新聞社が長年培ったノウハウと最新のAI技術を融合させて実現した校正支援サービスです。約10万個の校正ルール辞書を搭載しており、膨大な記事校正履歴データから学習しているため、著しい精度の向上が期待されています。具体的な機能としては、以下のようなポイントがあります:
- - カスタム辞書の登録:ユーザーが独自に設定可能な辞書機能。
- - 良文サポート:文章をより読みやすく整える機能。
- - 炎上リスクチェック:不適切な表現によるリスクを管理。
- - Microsoft Officeアドイン:Word、Excel、PowerPointでの直接利用が可能。
- - PDFファイルの校正:多様なフォーマットでの校正が実施。
このように、多様なニーズに応える機能が揃っており、使い勝手の良さが特徴です。また、開発は朝日新聞社内の「メディア研究開発センター」が行い、国際認証「ISO/IEC27001:2022」を取得している点からも、安全安心な利用が担保されています。
ウェビナーでの情報提供
Typolessの使い方や新機能を紹介するウェビナーが毎月2回開催されており、開発担当者によるQ&Aセッションもあります。このウェビナーでは、具体的な使用例や新機能の活用方法について学ぶことができます。また、参加者はオンラインでZoomを利用し、気軽に参加できます。興味のある方は、Typolessの公式ウェブサイトから申し込みが可能です。
お得なプランと無料トライアル
Typolessでは、個人向けのスタンダード、プレミアム、プレミアム+Plus、法人向けのエンタープライズ、エンタープライズ+Plusの計5つのプランが用意されています。個人向けプランとAPI連携プランは14日間、法人向けプランは30日間の無料トライアルが可能です。特に法人向けプランでは、6ID以上の契約で割引が適用され、長期契約の場合はさらにお得になります。大規模な利用を希望する方には、エンタープライズ+Plusプランの「法人バリューパック」もおすすめです。
このような取り組みを通じて、朝日新聞社は新たな技術を活かしつつ、情報発信の質を高め、誤植や不適切表現に起因するリスクを軽減することに注力していく考えです。未来の新聞報道を支える「Typoless」にぜひ注目してください。