amazarashi新MV
2015-08-05 11:00:20
amazarashi、待望の新MV公開!女子高生の悶えと苦悩を描く
amazarashi、待望の新MV公開
青森県を拠点に活動するバンドamazarashiが、8月19日にリリース予定の新シングル「スピードと摩擦」のミュージックビデオを本日YouTubeで公開しました。これまで自身の素顔を明かさず、そのミステリアスな存在感で多くのファンを魅了してきたamazarashiですが、この度のMVでは、現代社会における若者の悩みやストレスをテーマにした作品が披露されています。
MVの内容とは?
新作MVでは、一人の女子高生が学校のトイレで激しく踊る様子が描かれています。トイレという閉塞的な空間は、若者たちが抱える焦燥感や孤独を象徴しており、彼女のダンスがその苦悩の顕れとなっています。壁から射し込む光が歌詞と連動し、彼女自身の内面的な葛藤を映し出します。激しいダンスは力強さを表現し、同時にどこかエロスを感じさせる一幕でもあります。この作品は、閉塞感にあがく若者たちの魂を描写したかのようなものとなっています。
制作秘話
MVの制作には多くの手間がかかっています。壁から照射される文字は4500以上にも及び、撮影には47時間も費やしました。出演者のオーディションでは、実際のトイレでダンスをするという異例の形式が採用され、選考には約10時間もかかりました。中には、壁をよじ登る姿やトイレットペーパーを食べる人まで現れるなど、まさに衝撃的なオーディションです。また、振付を担当した川村美紀子氏が踊るあまりにトイレそのものを壊してしまうハプニングもあり、現場はなかなか賑やかだったことでしょう。
アートの融合
このMVの舞台であるトイレは、メディアアーティストの齋藤達也氏が手がけたアートインスタレーションとしても注目を集めています。物理的にくり抜かれた壁によって形成された文字は、デジタルな光を通じて映し出され、視覚的に非常に印象的です。このアナログ的かつデジタル的な融合は、10代の苦悩をリアルに浮かび上がらせ、トイレという空間に圧迫感を与えるものとなっています。
amazarashiの魅力
amazarashiは、2010年のデビュー以来、一切のメディア露出を避けつつも独自の世界観を築いてきました。絶望の中から希望を見出す力強い歌詞と美しいメロディーは、多くのリスナーの共感を呼び、ライブではその独自の演出が話題となります。今回の「スピードと摩擦」も、その影響力は計り知れません。
新曲「スピードと摩擦」は、江戸川乱歩の没後50年を記念するアニメ「乱歩奇譚」の主題歌としても注目されています。誰もが共感できるテーマを持ちながら、若者たちの苦悩を真摯に描いた作品に仕上がっています。amazarashiの新たな挑戦がどのように受け入れられるのか、今後の展開が楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
- 住所
- 東京都千代田区六番町4番地5
- 電話番号
-
03-3515-5050