福島市の朝ドラ応援
2020-03-26 17:03:57

福島市が珍しい形で朝ドラ応援!フリーランスが地域を救うプロジェクト始動

福島市が新たに始動する「ピンチをチャンスに」プロジェクト



福島市(市長 木幡 浩)は、厳しい状況にある観光業を救うため、フリーランスの専門家を活用した新しいプロジェクトを発表しました。この企画は、NHKの朝ドラ「エール」の放送再開に合わせて、地元の土産品や宿泊商品、飲食メニューなどの開発・改良を目的としています。

背景にあるトリプルパンチ


近年、福島市は様々な試練に直面しています。東日本大震災後の風評被害、昨年の台風19号による甚大な被害、そして新型コロナウィルスの影響で観光客が激減しました。例年、20万人が訪れる「花見山」も観光自粛を余儀なくされ、さらに東京オリンピック・パラリンピックの延期も重なり、まさに抱えた課題は山積みです。

フリーランスとのマッチング


今回のプロジェクトでは、福島市出身の作曲家古関裕而氏をモデルにした朝ドラの放送に絡めて、全国からフリーランスを募集します。フリーランスの専門家が市内の中小事業者と協力し、魅力的な商品を生み出すことで、観光業再生の糸口を見出すことが期待されています。応募するフリーランスの方々は、福島市内の温泉旅館に宿泊しながら業務を行うことができ、市がその費用を全額負担します。

募集要項と支援内容


フリーランスとして参加する方は、3泊4日の間に事業者からの仕事依頼を2件受け、その対価として報酬10万円が支払われます。また、交通費の上限は往復3万円まで福島市が負担し、小さなお子さんがいる方には保育体制も整えられています。業務に応じて、レンタサイクルやレンタカーの無料貸与も行われるため、参加者にとっては利便性の高い環境が整っています。

市長の熱いメッセージ


「ピンチをチャンスに‼」プロジェクトの提唱者である木幡市長は、経済状況の厳しさを痛感し、特にフリーランスの仕事の減少に心を痛めています。「普段は地方にこられないような優秀なフリーランスの方々に、朝ドラ『エール』に訪れるお客様をおもてなしする商品・サービスの開発に協力していただきたいと思っています。」と語っています。

コロナ禍を乗り越えるために


今後もこのプロジェクトは、フリーランスの方々と福島市の事業者の皆様が協力し合い、観光業の復活を目指す重要な施策となるでしょう。また、プロジェクトの企画・運営を担当する福島市観光コンベンション協会の吉田事務局長も、道のりは厳しいものの、地域社会全体で協力して乗り越えたいと意欲を示しています。

本プロジェクトは、成功すれば福島市の観光業はもちろん、フリーランスの新たな働き方のモデルケースにもなるかもしれません。地域とフリーランスが手を取り合い、持続可能な未来を目指すそのプロセスを、ぜひ注目していきたいものです。

会社情報

会社名
一般社団法人 福島市観光コンベンション協会
住所
福島県福島市五月町10-17酪農会館303
電話番号
024-563-5554

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