名古屋で中小製造業向け新入社員研修が始まります
株式会社Aizakは、中小製造業の新入社員向けに2026年4月に実施される「新入社員研修」の詳細を発表しました。この研修は、愛知県名古屋市の「ウインクあいち」で開催される予定で、4日間のプログラムです。研修はトヨタグループ出身の講師が担当し、現場と経営の視点を融合させた内容となっているのが特徴です。
新入社員の育成を応援
新入社員の多くは、納期意識やビジネスマナーに欠けているといった課題を抱えています。この研修では、そうした問題を解決することを目指し、ビジネスマナーに加え、ものづくりの基本を学べる体験型プログラムが用意されています。また、助成金の活用により、育成にかかるコストを軽減できるため、中小企業にとっても導入しやすい内容です。
研修の背景と目的
Aizakの代表、右堂裕子氏は、製造業の現場支援を行ってきた中で、次のような経営者の声を数多く受けてきました。「新入社員が納期を守れない」「挨拶ができない」「コスト意識が薄い」といった意見です。これらの問題は、新入社員自身の責任感の欠如が原因ではなく、十分な学びの機会がなかったことに起因しています。
右堂氏は、過去に大型研修に携わってきた経験から、多くの新人が受動的なまま研修を終える様子を目の当たりにしてきました。このような状況を変えるために、少人数制(定員30名)での体験型プログラムを企画しました。この研修では、ただ「理解する」のではなく、「できるようになる」ことを重視しています。
QCDを活用した実践的な学び
本研修では、QCD(品質・コスト・納期)の考え方やビジネスマナーを実践的に習得できます。参加者は模擬製造体験を通じて、仕事の流れと企業価値の重要性を理解します。たとえば、「納期を守るために品質を落とすと顧客はどう感じるか」という問いを実際に体験しながら考えることで、より具体的な理解が深まります。
また、少人数制の利点を生かし、講義だけでなく、ディスカッションやフィードバック、実演の機会も豊富に設けています。このような環境では、新入社員同士が互いに学び合うことができ、自信を持って行動できるように育成されます。
詳細な研修内容
研修は、ビジネスマナーの学びとものづくり基礎の学びの2つで構成されています。ビジネスマナーでは、身だしなみや挨拶、敬語の使い方、名刺交換など基本的なマナーを学ぶほか、コンプライアンスについても学びます。ものづくり基礎では、企業活動の流れや改善についての基礎を身につけます。
開催概要
- - 日時: 2026年4月2日(木)、3日(金)、6日(月)、7日(火)
- - 時間: 初日・2日目 10:00〜17:00、3日目・4日目 9:30〜17:00
- - 会場: ウインクあいち(名古屋市)
- - 対象: 製造業の新入社員(入社3年目未満)
- - 定員: 30名
- - 受講料: 助成金活用で約40,500円(税込)
この研修を通じて、新入社員が現場で即戦力として活躍できる人材に成長することを目指しています。受講企業の担当者が見学できる機会も設けており、新入社員の成長をその場で見ることができます。
Aizakの企業理念
株式会社Aizakは、「問い」と「対話」を通じて個人と組織の成長を支えることを理念とする会社です。多様なニーズに応える研修内容を通じて、中小企業が持続的に成長し続けるための環境作りを目指しています。詳細やお申し込みは公式のページをご覧ください。