男性育児休業促進で会社全体の働き方改革を実現

育児休業と企業のウェルビーイング

2025年4月17日、株式会社赤ちゃん本舗とコネヒト株式会社が共に開催したオンラインセミナーでは、男性の育児休業取得を促進する取り組みが紹介されました。このセミナーは、セブンアイグループの従業員139名を対象に行われ、参加者たちの意識改革を促す目的で組織されました。

セミナーの目的

このセミナーのテーマは「ウェルビーイングって何だろう？～理想の働き方とは？男性育児休業の事例より～」。従業員のウェルビーイング向上、働きがいのある職場環境の構築を目指すために企画されました。特に、育児休業に関する理解を深め、男性の育児参加の重要性を広めることが中心課題とされています。

セミナーの内容

セミナーは大きく分けて4つのテーマで構成されました。
1. ウェルビーイングの概念
ウェルビーイングの基本的な概念について、幸福感や充実感がどのように働き方に影響を与えるかを考察しました。

2. 性的役割分担とアンコンシャスバイアス
無意識の偏見が性別による役割意識をどのように形成し、個人のキャリアや働き方に影響を及ぼすかを具体例を交えて説明しました。

3. 職場の雰囲気を作る上司や同僚の影響
管理職や同僚の言動が職場環境にどのように作用するかについて、育児休業取得を後押しするための具体的な行動例が紹介されました。

4. 育児休業の新たな捉え方
育児休業が単なる休暇ではなく学びの機会であるという視点が提案され、その重要性が強調されました。

さらに質疑応答では参加者から多くの質問が寄せられ、男性育休取得に対する具体的な相談にも対応しました。

参加者の反応

セミナー後に行われたアンケートでは、参加者の約8割が満足したと回答し、男性の育児休業への関心が高まっていることが明らかになりました。さまざまな参加者のコメントも寄せられ、意識の向上や育児休業の制度についての理解が深まったとの意見が多数ありました。特に「育児休業は出向である」という新しい考え方に共感する声が多かったことが特徴的です。