日本橋の装飾をひもとく特別展
高島屋史料館TOKYOにて、2024年9月14日から2025年2月24日まで、特別展「装飾をひもとく 日本橋の建築・再発見」が開催されることが発表されました。この展覧会は、昨年の「装飾をひもとく」展の続編として位置付けられています。
展示の内容
本展では、日本橋の建築文化を深く掘り下げ、装飾そのものの魅力を再評価することを目的としています。特に、過去の開催時に人気を博した五十嵐太郎教授による「日本橋の建築装飾」の連載を参照しながら、展示の内容が構成されています。この連載は現在4年目を迎え、45回以上にわたり続いています。
さらに今回は、中央通り沿いのみに限らず、周辺地域にまでその範囲を広げた展示が展開され、近代化が進んだ日本橋の歴史を探ります。特に注目すべきは、渋沢栄一ゆかりの地である兜町エリアや、山二証券やKABUTO ONEなど、近代建築の数々です。
多彩な建築を紹介
日本橋は古典主義の影響を色濃く受けた地域であるものの、今回の展示では、中世風の建物やポストモダン建築、さらにはリノベーション建築やインテリアデザインなど、様々な装飾スタイルが取り上げられています。このように、多岐にわたる建築様式を通じて、日本橋の新たな魅力を発見することができるでしょう。
建築MAPとスタンプラリー
また、展示会場を出た後も楽しめるよう、特製の「日本橋建築MAP」が用意され、装飾スタンプラリーの要素が加わります。このMAPを手に、日本橋エリアを実際に巡ることで、展示会場外でも新たな発見があることでしょう。
さらに、会期中は多様なトークイベントも予定されています。著名なクリエイティブディレクターや大学教授が登壇し、建築や装飾デザインについての深い見識を聞くことができる(詳細は当館の公式HPで発表予定)貴重な機会です。
イベントと魅力
この特別展は、日本橋の文化を再発見することができる良い機会です。今まで気づかなかった建築の美やその歴史、地域の成り立ちなどに触れることができるでしょう。入館料はもちろん無料であり、誰でも気軽に参加できる環境が整っています。
日本橋の魅力が溢れる高島屋史料館TOKYOで、特別展を通じて新たな発見を楽しむ一夏を過ごしてみてはいかがでしょうか。見逃せないイベントが盛りだくさん!