健康と料理に「不可欠」なだし、その実情とは?
スナップディッシュ株式会社が運営する料理写真アプリ「スナップディッシュ」では、ユーザーを対象に「だし」に関する調査を行いました。この調査結果から、料理における「だし」の重要性や、消費者の健康意識、さらには価格に対する不満が浮き彫りになりました。
調査の概要
調査は2024年9月27日から10月6日までの期間中に行われ、合計599名のユーザーが参加。回答者の98.5%が週に1回以上の頻度で「だし」を使用しているという結果が得られました。このことから、だしが料理において極めて重要な役割を果たしていることが分かります。
だしの使用状況
調査結果によると、「だし入り調味料」の使用が最も多く、82.7%の回答者が週に1-2回以上使用していることが確認されました。また、次いで「粉末や顆粒だし」が75.6%と、こちらも多くの家庭で利用されています。
様々な料理においては、「市販の粉末や顆粒だし」が特に汁物で57.4%の使用率を示し、また「だし入り調味料」は麺類や和え物に向けて頻繁に使用されています。興味深いのは、料理や調理法に応じて「だしパック」や「素材から取るだし」も使い分ける姿が見えることです。
ポジティブな健康意識
だしに対する印象を尋ねたところ、95%の人が「なくてはならない」と回答。このことが、だしが料理において不可欠な存在であることを証明しています。また、54%が「健康に良い」と考えており、特に無添加や減塩タイプの商品の需要が高まっていることが確認されました。このような声が多い中、健康を意識した選択が進んでいることも明らかになりました。
「だしパック」への支持とその快適さ
だし商品の中で「だしパック」を好む声も多く、半数以上の人が継続的に購入している事実が明らかになりました。「味が美味しい」「簡単に使える」と回答した人が多く、特に多様な用途での活用が支持されています。しかし、それでもなお、購入者の3人に1人は「価格が高い」と感じていることも確認されています。
価格の壁と消費者の声
だしに関しては、価格の高さや廃棄物の問題が多くの不満として挙げられています。特に「価格が高い」と感じる人が多く、物価高の影響も見受けられます。また、他の商品で代用できてしまうという声や、使用後の廃棄物への不満も多く寄せられました。
健康意識の高まりとその影響
「減塩を意識する」「添加物や塩分にこだわる」と答える人が増えている中で、だしの選び方にも変化が見られます。「塩分を気にしている」「無添加で安心できる商品を求めている」といった声が多く、暮らしの中で健康を気にする人が増えていることが伺えます。
結論
「だし」は現代の家庭において、料理の基本とも言える存在であり、消費者の健康意識に応じた変化が期待されています。しかし、価格への不満や廃棄物の問題が目立つ中、今後はより使いやすく、健康的で安価な商品が求められることでしょう。ユーザーのニーズを把握し、より良い食文化の発展に貢献していくことが、今後の課題といえます。
調査詳細
調査方法:Snapdish登録ユーザーにメールで募集
調査回答者数:599名
回答期間:2024年9月27日~10月6日